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人格障害犯罪者と社会治療
高度に危険な犯罪者に対する刑事政策は如何にあるべきか
加藤久雄 著
人格障害犯罪者と社会治療
発 行2002年5月1日
税込定価3,630円(本体3,300円)
判 型A5判上製
ページ数394頁
ISBN4-7923-1587-5
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■内容紹介
本書は、著者が約30年間にわたり研究してきた「人格障害犯罪者」に関する刑事政策の集大成である。大阪池田小事件を契機に執筆された本書は、高度に危険「人格障害犯罪者」には刑法を改正して、ドイツ型保安処分制度を導入し、21世紀の刑事政策モデル「社会治療」を提言している。

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≪目次≫
はしがき
初出一覧
序論
本書の問題意識/ドイツ型「刑事治療処分」制度導入反対論に対する若干のコメントと反論

第1章 触法精神障害者対策と刑事制裁二元制論
問題の所在 ―責任主義の危機の克服と刑事処分制度の導入に向けて―/わが国における「責任能力」規定と「保安処分」制度の沿革的関係/責任主義の危機回避と刑事制裁二元性導入論の展開/小括

第2章 触法精神障害者対策は「措置入院」制度か「刑事治療処分」制度か
問題の所在 ―メディカル・モデルかリーガル・モデルか―/触法精神障害者の人権の保護 ―強制入院制度と患者の人権との相克―/措置入院制度の違憲性克服と刑事治療処分制度の導入

第3章 「触法精神障害」被疑者に対する「起訴裁量」制度の諸問題
問題の所在 ―重大事件には起訴法定主義で―/「起訴裁量」制度の意義・沿革/現行「起訴裁量」制度の問題点/「触法精神障害」被疑者に対する「起訴猶予処分」の再検討/小括 ―必要的鑑定制度導入に向けて―

第4章 触法精神障害者の処遇における「法と精神医療」の協働体制
問題の所在/触法精神障害者の刑事法上の取扱い/触法精神障害者の処遇の実態とその問題点/小括

第5章 刑法における「責任能力」の鑑定をめぐる諸問題 ―日独精神鑑定制度の比較を中心にして―
問題の所在 ―精神鑑定制度と刑事制裁制度の連続性の欠如―/わが国における刑事精神鑑定制度/ドイツにおける刑事精神鑑定制度

第6章 ドイツにおける「触法精神障害者」に対する「処分執行法」
問題の所在/「精神病院収容処分」執行に関する法的根拠とその問題点/小括

第7章 ドイツにおける刑事施設と処分執行施設の現状とその問題点 ―1990年代における施設見学報告を中心にして―
問題の所在 ―ドイツにおける刑事施設内処遇の開放化―/刑事治療処分施設の現状とその問題点/小括

第8章 触法精神障害者に対する社会内処遇
問題の所在 ―ドイツにおける行状監督制度を中心にして―/行状監督制度の概観/行状監督の運用の実際/行状監督制度に対する批判とその運用上の問題点/行状監督制度の廃止論と改正論/小括 ー行状監督制度をわが国の触法精神障害者への保護観察制度として導入は可能かー/凶悪「性」犯罪者に対する行状監督制度の改正

第9章 ドイツ刑法における改善・保安処分制度の現状と最近の改正
問題の所在 ―2人の専門家からみた「ドイツにおける触法精神障害者対策」―/ヘニング・ラトケ教授講演「ドイツ刑法における改善・保安処分制度に関する最近の動向」/ノルベルト・ネドピル教授(司法精神医学)の講演から/小括 ―司法精神医学教育システムの確立の必要性―

第10章 高度に危険な人格障害犯罪者に対する刑事芳情の対応
問題の所在 ―池田小児童殺傷事件を契機として―/ドイツにおける高度に危険な人格障害犯罪者対策と「社会治療処遇」モデルの復活/「社会治療処分」規定削除の刑事政策的意義/ドイツにおける「社会治療」処遇モデルの歴史的変遷とその実態/常習累犯者に対する「社会治療」処遇モデル ―ビーレフェト・モデルを中心にして―

第11章 ドイツにおける高度に危険な人格障害「性」犯罪者に対する法的対応
問題の所在 ―ネドピル教授の来日講演を中心にして―/ドイツにおける性犯罪に対する法的対応/小括 ―「調査委員会」制度の必要性―

第12章 高度に危険な人格障害犯罪者に対する「死刑」に代わる刑事制裁
問題の所在 ―人道的刑事政策の国際的動向―/判決による死刑抑制傾向/わが国における死刑存廃論の現状とその刑事政策的問題点/死刑に代わる刑事制裁制度の導入/小括 ―刑事政策の後進性克服と死刑存廃をめぐる国際世論―

〔参考資料〕精神保健福祉法改正と刑法改正
精神保健法の基本的性格 ―医療「福祉」法か医療「保安」法か―/明治時代以後における「刑罰」制度と触法精神障害者に対する処遇/「刑事処分」制度とその種類
参考文献一覧
索引






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