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発 行 | : | 2007年5月20日 |
税込定価 | : | 6,050円(本体5,500円) |
判 型 | : | A5判上製 |
ページ数 | : | 290頁 |
ISBN | : | 4-7923-1764-5 |
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■内容紹介 |
本書の基本たる草野説はその基本思想が牧野説・小野説の中間に位置づけられる見解であり、顕著な主張は「共謀共同正犯論」にある。刑法理論の変革期ともいわれる現今、伝統的思考に今一度目を向けてみることで、理論の突然変異を避け、事物自然の論理性を追及すべく思索された基本書である。
≪目次≫ 第一章 違法構成要件論への道程 はじめに/行為論/因果関係の史的展開、及びホーニッヒの客観的帰属論/因果概念の実質的把握/違法実在根拠説としての構成要件論へ
第二章 客観的帰属論―特にロクシンの見解を中心に― はじめに/相当説、重要説、客観的帰属論の関係/結び
第三章 原因において自由な行為―実行行為時規範的考察説の主張― はじめに/責任能力の問題/近時の学説検討
第四章 併発事実と法定的符合説 はじめに/併発事実/結び
第五章 共謀共同正犯論 はじめに/問題状況/共犯学説/結び
第六章 予備罪考 はじめに―問題提起/ドイツ刑法における予備罪/予備罪の法的性質/結び
第七章 刑法総則と各則の関係論―その構成原理― はじめに―問題提起/総則成立の必然性について/総則及び各則の本質について/総則と各則の関係について/結び
第八章 解釈論一考 はじめに―解釈と罪刑法定主義/バウマンの見解及びその他の見解の検討/結び
初出一覧
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