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刑法学講話〔総論〕
船山泰範 著
刑法学講話〔総論〕
発 行2010年4月20日
税込定価4,070円(本体3,700円)
判 型A5版上製
ページ数424頁
ISBN978-4-7923-1862-8
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■内容紹介
目   次

 はしがき

第1編刑法の基礎
第1章 人間刑法学,実務と刑法,行為3
  1人間刑法学3
1 刑法の人間観(3)  2 刑法は人間性と衝突するか(5)
3 人間性に合った刑法を作ろう(5)
  2法の実務は正義の実現であってほしい5
1 裁判長の席(5)  2 法の正義を支えるのは何か(6)
  3人間の行為8
1 構成要件該当性の前に行為をとりあげる(8)
2 人間の行為の実体(8)  3 単なる行動の例(9)
4 行為は心のあらわれ(11)  5 行為と有責性の関係(11)
6 1個の行為とは何か(12)
第2章 刑法の役割15
  1刑法の役割15
1 なぜ,役割を意識する必要があるのか(15)
2 刑法の3つの役割(16)
3 刑法の機能という捉え方と比較して(17)
  2役割は果たされているか18
1 刑罰を用意しても限界がある(18)
2 犯罪者の更生には人の支えが必要(19)
  3刑法の目指すところ19
1 平 和(19)  2 法益保護(20)
第3章 刑法の意義・特色22
  1刑法はどのような法律か22
1 刑法とは何か(22)  2 刑法典と特別刑法(22)
  2刑法の特色25
1 刑法と道徳の違い(25)  2 刑法と道徳の区別(25)
3 刑法と道徳の関係(28)
  3国民は刑法により国家権力と関わる30
1 刑法は国家権力の現れ(30)
2 刑法の基本原則はいかにあるべきか(31)
  4刑法は長い歴史の上に立つ31
1 歴史的なものを背負い込む(31)
2 犯罪現象と刑法の条文とのずれ(32)
第4章 刑事裁判の基本原則33
  1刑事裁判の流れ(裁判員裁判の手続)33
1 公判前整理手続(33)  2 審 理(34)  3 評議・評決(37)
4 裁判員裁判の判決(38)  5 裁判後の不服申し立て(38)
  2刑事裁判の基本原則40
1 事実認定は証拠による(40)  
2 検察官と被告人は対等な当事者(40)
3 デュー・プロセスとは何か(41)  4 疑わしきは罰せず(41)
第5章 罪刑法定主義43
  1刑法の基本原則の内容と根拠43
1 原則の名宛人は誰か(43)  2 罪刑法定主義とは何か(43)
  2罪刑法定主義の具体的展開45
1 立法に対する要請(45)  2 解釈の面で(49)  
3 時間に関して(51)  4 刑罰への注文(52)
第6章 責任主義55
  1責任主義55
1 責任なければ犯罪なし(55)  2 近代より前との比較(56)
  2責任主義の具体的展開57
1 個人責任主義と共犯(57)  2 同時犯の原則と特例(58)
3 結果的加重犯と因果関係(59)
第7章 刑罰の内容と本質61
  1刑罰の意義と種類61
1 刑罰とは(61)  2 法益による区分(61)
3 他の制裁との区別(63)
  2刑罰の実際63
1 有罪確定人員(63)  2 執行猶予がつくと(64)
  3刑罰の内容65
1 死刑の執行(65)  2 死刑が確定しても(65)
3 無期懲役と仮釈放(66)  4 懲役と禁錮(67)
5 PFI刑務所ができた(68)  6 罰金刑の狙い(69)
  4刑罰の本質と課題70
1 刑罰の本質(70)  2 刑罰による副作用(70)
3 刑罰の目的(71)  4 刑罰が抱える課題(73)
第8章 犯罪の成立要件76
  1犯罪論の基礎76
1 犯罪論とは何か(76)  2 なぜ段階的に捉えるのか(77)
3 人間の目を忘れずに(78)
  2犯罪の成立要件79
1 行為を選び出す(79)  2 構成要件該当性で絞る(80)  
3 違法性による評価(81)  4 有責性による評価(82)
  3犯罪の成立と処罰の適否84
1 いくつかの主張の可能性(84)
2 刑法とは異なる視点から(85)
第9章 刑法の適用範囲87
  1場所的適用範囲87
1 構成要件該当性と場所的適用範囲(87)  2 属地主義が原則(87)
3 国外犯の規定(89)  4 世界主義の動き(90)
5 外国判決の効力(90)
  2時間的適用範囲91
1 ・及処罰の禁止と刑法6条の関係(91)  2 限時法とは(91)

第2編犯罪成立要件
第10章 構成要件の意味,可罰的違法性97
  1構成要件の意味97
1 罪刑法定主義の現れ(97)  
2 構成要件はどんな要素からなるか(98)
3 構成要件のくせ(98)
  2構成要件該当性の機能98
1 違法性推定機能・有責性推定機能(98)  2 捜査の端緒となる(99)
  3構成要件で判断すべきこと100
1 構成要件上の問題(100)  2 規範との関係(100)
3 可罰的違法性がなければ構成要件に該当しない(101)
  4法人犯罪102
1 法人に犯罪能力はあるか(102)  2 肯定する立場(103)
第11章 行為の分類105
  1故意行為・過失行為と作為・不作為105
1 故意と過失の区別(105)  2 構成要件上の区別(107)
  2行為と結果(侵害犯・危険犯)108
1 結果の発生(108)  2 侵害犯・危険犯(109)
第12章 不作為犯111
  1作為犯と不作為犯111
1 行為に作為と不作為がある(111)  2 不作為犯とは何か(112)
3 真正不作為犯と不真正不作為犯の違い(113)
  2不真正不作為犯115
1 成立要件(115)  2 作為義務は何によって生じるか(115)
3 作為の可能性が必要(117)  4 違法が同価値であるとは(118)
5 不作為の因果関係(119)  6 不作為の共犯(120)
  3不作為犯の具体的検討122
1 ひき逃げは何罪にあたるか(122)  2 不作為による放火罪(124)
第13章 因果関係126
  1因果関係は何を解決するためのものか126
1 判例は講壇事例よりも奇なり(126)
2 誰にどの範囲で責任を問うのか(127)
  2因果関係が問題となる場合128
  3条件関係128
1 条件関係とは何か(128)  2 条件関係の応用問題(130)
3 条件説が不都合な理由(131)  4 因果関係の断絶とは(132)
  4相当因果関係説133
1 相当性とは何か(133)  2 相当性はどのように判断するか(135)
  5因果関係の錯誤141
1 問題のありか(141)  2 2つの事例(142)
第14章 錯誤の種類,具体的事実の錯誤145
  1錯誤の種類145
1 犯罪の成立要件に関する錯誤(145)
2 犯罪の成立要件外の錯誤(148)
3 事実の錯誤と法律の錯誤の区別(149)
  2具体的事実の錯誤151
1 錯誤の形態(151)  2 法定的符合説と具体的符合説(153)
第15章 抽象的事実の錯誤158
  1抽象的符合説が主張された理由158
  2抽象的事実の錯誤で故意犯が認められる場合159
  3構成要件の重なり合う場合の基準160
第16章 正当防衛,違法性の本質163
  1正当防衛の意義163
  2正当防衛において違法性の本質論を考える164
1 違法性の本質論の2つの立場(164)  
2 正当防衛における論議(165)
  3正当防衛の要件166
1 侵害の急迫性Aの1(167)  2 不正の侵害Aの2(171)
3 権利の防衛Bの1(172)  4 防衛の意思Bの2(172)
5 やむを得ずにした行為C(173)
  4過剰防衛175
1 過剰防衛の意義(175)  2 法的効果の意味(176)
3 手段の過剰,時間の過剰(177)
  5正当防衛と共同正犯179
第17章 緊急避難182
  1緊急避難の意義182
1 カルネアデスの板(182)  2 2つの態様(183)
  2緊急避難の法的性格184
  3緊急避難の要件185
1 現在の危難A(186)  2 やむを得ずにした行為B(187)
  4過剰避難189
第18章 法令行為,正当行為,230条の2192
  1刑法35条の趣旨192
  2法令行為193
1 職務行為(193)  2 権利行使(194)
3 社会的相当行為を明確にしたもの(194)
4 政策的理由によるもの(194)
  3正当行為195
1 医療行為(195)  2 弁護士の弁護活動(196)
3 報道機関の取材活動(196)  4 宗教活動(197)
5 労働争議行為(198)
  4刑法230条の 2200
1 立法の趣旨(200)  2 免責規定の要件(200)
3 免責の法的性格(200)  4 真実性の証明ができなかったとき(201)
第19章 自救行為,被害者の承諾,同意傷害,安楽死,
尊厳死,義務の衝突203
  1自救行為は認められるか203
  2被害者の承諾と犯罪の成否204
1 違法性が阻却される場合(204)  2 有効な承諾(205)
  3同意傷害208
1 超法規的違法性阻却事由の1つ(208)
2 違法性の本質論から(208)  3 偽装交通事故事件(210)
  4安楽死211
1 積極的安楽死(211)  2 2つの判決(212)
  5尊厳死214
1 尊厳死と自己決定権(214)  2 治療行為の中止(214)
  6義務の衝突216
第20章 違法性阻却事由の錯誤,誤想防衛217
  1違法性阻却事由の錯誤217
  2誤想防衛218
1 問題となる場合(218)  2 従来の議論(219)
3 第三の錯誤(220)
  3誤想過剰防衛222
第21章 有責性の本質,責任と制裁225
  1有責性の本質225
1 有責性とは何か(225)  2 責任能力(226)
3 違法性と有責性の違い(227)
  2責任と制裁227
1 「内から」と「外から」(227)  2 刑罰は目標ではない(229)
第22章 心神喪失,刑事未成年,原因において自由な行為230
  1心神喪失230
1 心神喪失者(230)  2 精神障害との関係(232)
  2心神耗弱233
  3心神喪失者等医療観察法233
  4刑事未成年234
1 14歳未満は犯罪にならない(234)  2 非行少年に対する処遇(235)
  5原因において自由な行為236
1 行為と責任能力の同時存在の原則(237)
2 問題点の検討(237)  3 適用範囲(239)
第23章 法律の錯誤,法律の誤解,違法性の意識の欠如241
  1法律の錯誤241
1 法律の錯誤とは(241)  2 相当の理由があれば(243)
  2法律の誤解244
1 あてはめの錯誤(244)  2 法律的事実の錯誤(245)
  3違法性の意識の欠如246
1 超法規的有責性阻却事由の1つ(246)  2 事例の検討(246)
3 違法性の意識の可能性(248)  4 相当の理由(249)
  4故意説と責任説250
  5違法性の意識と判例変更251
第24章 期待可能性253
  1期待可能性の思想253
1 暴れ馬事件(253)  2 規範的責任論(254)
3 実定法の例(254)
  2期待可能性の判断基準256
  3期待可能性に関する判例257
第25章 過失犯の基本問題260
  1過失犯と故意犯の区別260
1 過失犯処罰は例外(260)  2 特別の規定とは(261)
3 過失犯と故意犯の区別(263)  4 過失犯の種類(265)
  2過失犯の構造266
1 過失犯の成立要件(266)
2 予見可能性と結果回避措置の関係(267)
3 予見可能性の内容(269)  4 結果回避措置の重視(270)
  3信頼の原則272
1 許された危険(272)  2 信頼の原則(273)
3 チーム医療に信頼の原則は適用されるか(274)
  4大規模事故における過失犯275
1 管理過失(275)  2 監督過失(277)
第26章 未遂と既遂,不能犯279
  1犯罪の遂行段階279
1 予備・陰謀,未遂,既遂(279)
2 未遂をなぜ処罰するのか(281)  3 既遂の時期(282)
  2未遂犯285
1 未遂の種類(285)  2 未遂犯の要件(287)
3 未遂犯の処罰(292)
  3不能犯292
1 不能犯とは(292)  2 不能犯と未遂犯の区別(293)
3 幻覚犯(296)
第27章 中止犯297
  1中止犯の立法理由297
  2中止犯の要件298
1 自己の意思による中止行為(298)  
2 結果の発生を阻止すること(301)
  3中止犯の効果302
  4予備の中止303
  5中止犯と共同正犯303
第28章 共犯の基礎,間接正犯,共同正犯306
  1共犯の基礎306
1 共犯の意義と種類(306)
2 共同正犯,教唆犯,幇助犯の区別(307)
3 同時犯と共同正犯(308)
  2間接正犯309
1 正犯とは何か(309)  2 間接正犯は正犯か(309)
3 間接正犯の実行の着手時期(312)
  3共同正犯313
1 共同正犯の要件(313)  2 共同実行は何を共同することか(314)
3 一部行為の全部責任(315)
第29章 共謀共同正犯,承継的共同正犯317
  1共謀共同正犯317
1 共謀共同正犯は共同正犯か(317)
2 否定説と肯定説(317)  3 判例の流れ(318)
  2承継的共同正犯321
1 承継的共同正犯はどの範囲で共同正犯か(321)  
2 学説・判例の状況(322)
  3過失犯に共同正犯はあるのか324
1 過失犯の共同正犯の問題点(324)  2 判 例(325)
  4予備罪の共同正犯325
1 殺人予備罪の共同正犯(325)  2 判 例(325)
第30章 教唆犯,幇助犯327
  1狭義の共犯327
1 共犯の処罰根拠(327)  2 共犯の独立性・従属性(329)
  2教唆犯331
1 教唆犯の要件(331)  2 教唆犯の効果(332)
3 教唆の教唆,教唆の教唆の教唆(333)
4 アジャン・プロヴォカトゥール(334)
  3幇助犯335
1 幇助犯の要件(335)  2 幇助犯の効果(336)
3 片面的幇助犯(336)  4 幇助の幇助(337)
5 不作為の幇助(338)
第31章 身分犯339
  1身分犯339
1 身分犯とは(339)  2 真正身分犯と不真正身分犯(340)
  2身分犯と共犯340
1 65条1項の解釈(340)  2 65条2項の解釈(343)
第32章 共犯と他の論点345
  1対 向 犯345
1 対 向 犯(345)  2 対向犯的な行為(345)
  2共犯と錯誤346
1 共犯と事実の錯誤(346)  2 共犯の過剰(347)
  3共犯からの離脱348
1 共謀関係からの離脱(348)  2 共同正犯からの離脱(349)

第3編刑の適用
第33章 処罰阻却事由353
  1処罰条件353
  2刑法上の処罰阻却事由353
1 処罰阻却事由(353)  2 必要的免除と任意的免除(354)
  3超法規的処罰阻却事由355
1 超法規的処罰阻却事由はなぜ必要か(355)
2 具体的事例(355)
第34章 罪 数358
  1犯罪の個数358
1 1個か2個以上か(358)  2 包括的一罪(358)
3 法条競合(359)
  2実質的数罪361
1 観念的競合(361)  2 行為の個数(361)
3 「最も重い刑による」とは(362)  4 牽連犯(363)
5 併合罪(364)
  3不可罰的事後行為366
1 不可罰的事前行為(366)  2 不可罰的事後行為(366)
第35章 刑の適用,刑の執行,刑の消滅368
  1刑の適用368
1 刑の適用の多面性(368)  2 法定刑・処断刑・宣告刑(369)
3 刑の加重・減軽(369)
  2刑の執行371
1 刑の執行(371)  2 刑の執行以外の法的効果(371)
3 さまざまな猶予制度(372)  4 仮 釈 放(373)
  3刑の消滅374
1 刑の消滅(374)  2 恩赦とは(374)
第36章 誰のための刑法か376
  1誰のための刑法か376
1 国民のための刑法(376)  2 わかりやすい刑法の実現を(378)
  2「法育」の提唱380
1 少年期から「法育」(380)
2 法は人間の成長に合わせて(380)
3 「法育」の実現(382)  4 「法育」の具体例をみる(383)
第37章 学説の基本姿勢385
  1行為を評価の対象に385
  2犯罪成立要件と刑罰は規範的視点から385
  3学説の基本的基準386
1 一線を画すべきもの(386)  2 学説の基準はどこに(387)

◇事項索引
◇判例索引





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