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発 行 | : | 2012年3月20日 |
税込定価 | : | 3,630円(本体3,300円) |
判 型 | : | A5版並製 |
ページ数 | : | 406頁 |
ISBN | : | 978-4-79231939-7 |
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■内容紹介 |
はしがき 凡例 序章 少年司法システムの 特殊性…1 1 成人刑事司法と少年司法…1 1 固有の少年観にもとづく少年司法システム…1 (1) 成人と少年の区別的対応 (2) 少年観の変化 2 国家的介入の正当化原理と少年司法システム…2 (1) 国家による法的介入の正当化原理 (2) 成人犯罪(者)に対する法的介入原理 (3) 少年犯罪(者)に対する法的介入原理 2 少年司法における2つの潮流と少年法制への具体化…4 1 コモン・ロー法系と大陸法系…4 (1) コモン・ロー型の少年法制 (2) 大陸法型の少年法制 2 少年法制における具体化…5 (1) さまざまな形態 (2) わが国の現行少年法 第1章 少年司法システムの 独立…7 1 欧米の近代化と少年法制…7 1 「小さな大人」による犯罪の扱い…7 (1) コモン・ロー法系における対応 (2) 大陸法系における対応 2 固有の少年司法システムの分化に向けた動き…9 (1) 産業革命による社会問題の顕在化と「子どもの救済運動」 (2) 犯罪少年に対する処遇の変化 (3) 新派の刑法理論 (4) 固有の少年司法システムの独立 2 わが国の近代化と少年法制 …13 1 感化法制定までの少年の扱い …13 (1) 旧刑法の制定まで (2) 旧刑法と民間感化事業の興隆 2 感化法の制定とその内容…16 (1) 旧刑法下の感化法とその限界 (2) 現行刑法と第1次感化法改正 3 旧(大正)少年法の制定とその内容…18 (1) 旧少年法制定に向けた動き (2) 旧少年法の基本構造 (3) 少年の刑事事件の扱い (4) 少年の保護事件の扱い 4 現行少年法の成立とその概要 …22 (1) 現行少年法制定に向けた動き (2) 現行少年法の特色 第2章 少年司法システムの 動向…25 1 少年法制を基礎づけるモデル …25 1 福祉モデルとしての出発…25 (1) さまざまなモデルの実現可能性 (2) 保護原理にもとづく福祉モデル 2 司法モデルとそのバリエーション…26 (1) 侵害原理にもとづく司法モデル (2) 司法モデルのバリエーション 2 福祉モデルと司法モデルのはざまで…27 1 初期の福祉モデル少年法制の特徴…27 (1) 広範な管轄 (2) 柔軟性と裁量性 2 「福祉モデルから司法モデルへ」の動き…29 (1) 広範な管轄に対する批判 (2) 柔軟性と裁量性に対する批判 (3) 適正手続条項の不存在に対する批判 (4) 再社会化の実効性に対する懐疑 3 司法モデル少年法制の成立とその後の動向…33 (1) 司法モデル少年法制の実現 (2) わが国における改正の動き (3) 国際的動向 第3章 わが国における少年 非行と社会の対応…35 1 わが国の少年非行の現状…35 1 検証の意義と方法…35 (1) 少年非行を検証する意義と限界 (2) 統計的検証のための基礎資料 2 わが国の少年非行の現状と特徴…37 (1) 少年刑法犯の検挙人員と人口比の推移(経年的傾向) (2) 少年刑法犯の検挙人員と人口比の推移(成人との比較) (3) 罪名に見る少年非行の特徴 (4) 少年非行は変化したか 2 社会における非行の「悪化」印象…46 1 印象と幻想をもたらす原因 …46 (1) 非行の「凶悪化」幻想 (2) 情報伝達手段の変化と影響 2 社会のモラル・パニックと厳罰化要求…48 (1) 社会のモラル・パニック (2) いわゆる厳罰化論の内容と問題性 3 いわゆる実名報道をめぐる問題…49 1 少年法61条における同一性推知情報の開示禁止…49 (1) 旧少年法74条から少年法61条へ (2) 少年法61条の趣旨 (3) 少年法61条と新聞報道 2 想定外の状況の出現と裁判所の態度の変化…52 (1) 少年法61条と雑誌報道 (2) 裁判所の対応の変化 3 実名報道をどう考えるか…55 (1) 大阪高裁判決と最高裁判決の問題性 (2) 今後の方向性 第4章 少年法の基本構造…57 1 少年法の意義と関連法令…57 1 少年法の意義…57 (1) 刑事法としての少年法典 (2) 少年法の性格と社会のイメージ 2 少年事件に関わる法令等…58 (1) 少年法制に関わる法令 (2) 通達等による補完 2 少年法の目的と理念…59 1 健全育成と社会復帰モデル,成長発達権…59 (1) 少年法1条が明示する目的 (2) 社会復帰モデルと少年の特性 (3) 成長発達権の承認 2 非行に対する少年の責任…61 (1) 少年法の特性と少年の責任 (2) 少年法における責任 3 健全育成と人権保障との調和 …63 (1) 少年法における人権保障 (2) 人権保障の具体化 4 少年事件の被害者に対する配慮…64 (1) 犯罪被害者の配慮に向けた動き (2) 少年法における被害者配慮の拡充 3 少年法の特徴…66 1 専門機関の設置…66 (1) 家庭裁判所の創設 (2) 家庭裁判所裁判官 (3) 家庭裁判所調査官 (4) 少年鑑別所 2 全件送致主義と家庭裁判所先議主義…70 (1) 少年審判の特殊性 (2) 全件送致主義と家庭裁判所先議主義 (3) 全件送致主義の例外(簡易送致手続) 3 保護処分優先主義と不処分優先主義…74 (1) 保護処分優先主義 (2) 不処分優先主義 4 ケースワーク機能と社会防衛的機能…75 (1) 家庭裁判所のケースワーク機能 (2) 社会防衛的機能 5 少年審判の構造と職権主義 …77 (1) 少年審判の構造 (2) 職権主義的運用 6 個別処遇の原則…80 (1) 処遇の個別化 (2) 個別的処遇の実現 4 少年法が扱う事件…82 1 少年の保護事件と準少年保護事件…82 (1) 少年保護事件 (2) 準少年保護事件 2 少年の刑事事件…84 (1) 少年保護事件と少年刑事事件 (2) 少年刑事事件の扱いの概要 3 成人の刑事事件の削除…85 第5章 少年法の対象…86 1 少年法の管轄する「少年」(年齢管轄)…86 1 少年の意義…86 (1) 少年法の適用年齢の上限とその意味 (2) 少年法の適用年齢の下限 2 年齢の基準時と認定方法…88 (1) 年齢判断の基準時 (2) 年齢の認定方法と判断資料 (3) 成人に対する特別な扱い 2 少年法の管轄する「非行」(事物管轄)…91 1 「審判に付すべき少年」の意義 …91 (1) 非行少年の意義 (2) 14歳未満の特例 2 犯罪少年…92 (1) 犯罪少年の意義 (2) 犯罪の意義とその帰結 3 触法少年…94 (1) 触法少年の意義 (2) 触法少年の扱い 4 虞犯少年…95 (1) 虞犯少年の意義 (2) 虞犯事由 (3) 虞犯性 5 非行少年と責任要件の要否 …98 (1) 問題とその顕在化 (2) 裁判例の動向 (3) 責任要件必要説の立場 (4) 責任要件不要説の立場 (5) 責任要件必要説の限界と問題性 第6章 非行の発見過程と 家庭裁判所の受理, 観護措置…105 1 非行の発見過程と発見活動 …105 1 発見活動の意義…105 (1) 少年保護手続の起点としての発見活動 (2) 発見活動と保護原理 2 発見活動の主体と発見されるべき非行少年…107 (1) 発見活動の主体 (2) 捜査機関による発見活動 (3) 児童福祉機関による発見活動 (4) 保護観察所による発見活動 (5) 家庭裁判所調査官による発見活動 (6) 一般人による発見活動 3 発見後の対応(送致,報告,通告)とその方法,効果…114 (1) 送致による場合 (2) 報告による場合 (3) 通告による場合 4 発見活動の対象と内容…118 (1) 送致につながる発見活動 (2) 報告につながる発見活動 (3) 通告につながる発見活動 5 犯罪容疑少年の発見活動 …121 (1) 捜査の基本方針 (2) 被疑少年の捜査,逮捕,身柄拘束 (3) 少年の勾留 (4) 勾留に代わる観護措置 (5) 少年の取調べ 6 触法容疑少年の発見活動 …127 (1) 従前の発見活動の限界と問題点 (2) 警察官による調査制度の導入 (3) 警察官による調査 (4) 少年に対する配慮 (5) 調査後の対応 7 虞犯容疑少年の発見活動 …132 (1) 発見活動としての限界 (2) 捜査機関による発見 2 家庭裁判所による事件受理 …133 1 不告不理の原則…133 (1) 不告不理の原則と受理の意義 (2) 不告不理の原則の適用範囲 2 家庭裁判所の受理…135 (1) 家庭裁判所に事件が持ち込まれる経路 (2) 家庭裁判所による受理とその効果 (3) 家庭裁判所の土地管轄 3 証拠物等の扱い…138 (1) 概要 (2) 受入等の扱い 3 観護措置…139 1 観護措置の意義と種類…139 (1) 観護措置の意義 (2) 調査官観護 (3) 観護措置(少年鑑別所送致) 2 観護措置の要件…143 (1) 一般的要件 (2) 実質的要件(観護措置の必要性) 3 観護措置の手続…145 (1) 観護措置がとられる事件 (2) 観護措置の単位 (3) 観護措置決定手続 (4) 観護措置をとる時期をめぐる問題 4 観護措置の執行…150 (1) 観護措置の執行 (2) 観護措置に伴う仮収容 (3) 観護措置中の接見・余罪捜査 5 観護措置の期間…154 (1) 期間の原則 (2) 特別更新 6 観護措置に対する不服申立て …156 (1) 不服申立ての意義と方法 (2) 異議の申立て (3) 異議申立ての審理 (4) 特別抗告 7 観護措置の終了等…159 (1) 観護措置の変更と終了 (2) 終了の効果 第7章 調査過程…161 1 調査の意義…161 1 調査前置主義…161 (1) 調査前置主義の趣旨 (2) 調査前置主義の意義 2 法的調査と社会調査…162 (1) 法的調査 (2) 社会調査 (3) インテイク 2 家庭裁判所調査官による調査…166 1 家庭裁判所調査官制度…166 (1) 調査官制度の意義 (2) 調査官の役割と機能 2 社会調査…168 (1) 人格調査と科学主義 (2) 調査の方法・方式 (3) 調査の専門性と独立性 (4) 被害者調査 (5) 調査の嘱託,援助依頼・協力依頼 3 呼出しと同行…174 (1) 意義 (2) 呼出し (3) 同行状 (4) 同行状の執行 4 被害者の申出による意見陳述 …178 (1) 意義と要件 (2) 意見聴取の時期,方法 (3) 意見聴取の効果 5 少年鑑別所の資質鑑別…180 (1) 資質鑑別 (2) 社会調査との関係 6 調査結果の報告と記録の作成・保管…182 (1) 調査報告の方式等 (2) 少年調査記録と少年保護事件記録 7 社会調査と適正手続…184 (1) 社会調査の要件 (2) 社会調査における適正手続のあり方 8 記録・証拠物の閲覧・謄写…186 (1) 記録等の閲覧等の意義 (2) 閲覧・謄写の対象 (3) 許可申請手続 3 調査を経た少年事件の扱い …188 1 調査後の少年事件の行方 …188 (1) 3つの方向性 (2) 保護事件の終局と保護事件の継続 2 審判不開始決定…189 (1) 審判不開始の意義 (2) 審判に付することができない場合(手続的審判不開始) (3) 審判に付すのが相当でない場合(実体的審判不開始) (4) 決定の方式と効果 3 他のシステムへの移送…193 (1) 児童福祉機関への送致 (2) 検察官送致 4 審判開始決定…195 (1) 審判開始の意義と要件 (2) 審判開始決定の方式と効果 5 被害者等への通知…197 (1) 被害者通知制度の趣旨 (2) 被害者通知制度の概要 第8章 審判過程…199 1 審判の意義と特徴,関係者 …199 1 審判の意義と特徴…199 (1) 審判の目的と機能 (2) 審判手続の諸原則の概要 (3) 審判の対象 (4) 審判対象としての要保護性の内容 2 審判の関係者…202 (1) 少年 (2) 保護者 (3) 家庭裁判所裁判官 (4) 家庭裁判所調査官 (5) 付添人 (6) 検察官 (7) その他の関係者 2 審判開始決定の効果…209 1 審判の準備…209 (1) 審判期日の指定 (2) 少年と保護者の呼出し (3) その他の関係者への対応 (4) 呼出し等が欠如した場合の扱い 2 記録・証拠物の閲覧・謄写…211 (1) 記録・証拠物の閲覧・謄写と押収物の扱い (2) 被害者等による記録の閲覧・謄写 3 審判の方式…214 1 審判廷の構成…214 (1) 審判の場所と出席者 (2) 裁判官の回避 2 審判の原則…215 (1) 非公開の原則 (2) 直接審理の原則 (3) 要保護性の機能と審判のあり方 (4) 併合審判の原則 (5) 個別審理の原則 (6) 非方式性と保護的配慮・教育的配慮の要請 3 審判の進行…220 (1) 審判の意義と順序 (2) 黙秘権の告知 (3) 非行事実の告知と聴聞 4 非行事実の審理(事実認定) …223 (1) 事実認定の意義 (2) 職権証拠調義務 (3) 証拠調請求権と証人尋問権 (4) 証拠法則 (5) 証拠の取調方法と心証の程度 (6) 非行事実の認定替え 5 要保護性に関する事実の審理 …230 (1) 要保護性の審理 (2) 証拠法則と心証の程度 (3) 余罪の扱い 6 被害者の申出による意見の聴取…233 (1) 審判段階における意見聴取 (2) 審判期日における意見聴取の扱い 7 審判調書…233 (1) 審判調書の性質 (2) 審判調書の記載事項 4 裁定合議事件と検察官関与決定事件…234 1 裁定合議事件…234 (1) 裁定合議制の導入 (2) 合議体での審理 2 検察官関与決定事件…235 (1) 検察官関与の意義と趣旨 (2) 検察官関与の要件 (3) 検察官関与の手続 (4) 検察官の権限 5 被害者等の傍聴と被害者等への説明…239 1 被害者等の申出による審判傍聴…239 (1) 被害者傍聴制度導入の背景と趣旨 (2) 被害者傍聴の内容(1項) (3) 配慮規定(2項,3項,4項,5項) (4) 弁護士付添人からの意見聴取 2 被害者等に対する説明…243 (1) 2008年改正の趣旨 (2) 制度の概要 6 軽微事件・交通関係事件の扱い…244 1 軽微事件の処理…244 (1) 簡易処理の意義 (2) 簡易処理の手続 2 交通関係事件の扱い…244 (1) 交通関係事件の特殊性とその扱い (2) 交通関係事件の処理 7 試験観察…246 1 試験観察の意義と機能…246 (1) 試験観察の意義 (2) 試験観察の機能 2 試験観察の決定と要件等 …248 (1) 試験観察の対象事件と決定手続 (2) 試験観察の期間と終了 (3) 試験観察の要件 (4) 試験観察の方法 (5) 付随措置 3 身柄付補導委託…251 (1) 補導委託制度の趣旨と法的性質 (2) 補導委託の運用 8 審判を経た少年保護事件の扱い…254 1 審判を経た少年保護事件の扱いの概要…254 (1) 保護事件の審判後の行方 (2) 強制的措置の場合の扱い 2 不処分決定…256 (1) 不処分決定の意義 (2) 不処分決定の要件 (3) 決定の方式と効果 3 保護処分決定…258 (1) 保護処分の意義 (2) 保護処分の要件 (3) 保護処分決定の告知 (4) 保護処分の決定書 (5) 保護処分決定の通知 4 没取および費用徴収…261 (1) 没取 (2) 費用徴収 5 一事不再理の効力…264 (1) 46条の趣旨と適用範囲 (2) 一事不再理の範囲(審判を経た事件)と効果 (3) 2項および3項の新設 9 事後手続(抗告)…267 1 抗告…267 (1) 抗告の意義 (2) 抗告の対象 (3) 抗告の理由 (4) 抗告権者 (5) 抗告の期間と手続 (6) 抗告裁判所の調査と事実の取調べ 2 抗告受理の申立て…272 (1) 抗告受理申立の意義 (2) 抗告受理申立の対象,理由,手続 (3) 高等裁判所の手続 3 抗告審の裁判…274 (1) 抗告審の裁判 (2) 決定の効力 4 再抗告…275 (1) 再抗告の申立て (2) 再抗告審の裁判 10 抗告以外の事後手続…276 1 保護処分の取消し(27条) …276 (1) 保護処分の事後的変更の意義 (2) 27条による取消し (3) 有罪判決が確定した場合の扱い (4) 新たな保護処分の場合の扱い 2 少年保護事件の補償…278 (1) 補償の意義 (2) 補償の要件 (3) 補償の内容 (4) 少年補償事件手続の概要 3 少年保護事件の再審…280 (1) 少年再審制度の不存在 (2) 実務の対応と立法的解決 第9章 処遇(保護処分)過程 …282 1 保護処分とその選択…282 1 処遇選択における考慮事情…282 (1) 処遇選択の意義 (2) 非行事実と要保護性の関係 (3) 非行事実と要保護性が相関しない場合の扱い (4) その他の考慮事情 2 処遇選択上の個別的問題 …287 (1) 保護処分に馴染みにくい少年の扱い (2) 余罪の扱い等 3 保護処分に付随する措置 …288 (1) 環境調整命令 (2) 報告・意見の提出,動向視察,処遇勧告 2 保護観察処分…290 1 保護観察の意義と担当機関…290 (1) 保護観察の意義と種類 (2) 処遇担当機関 2 保護観察の方法と期間等 …292 (1) 保護観察の方法 (2) 保護観察の期間等 (3) 家庭裁判所との連携 3 保護観察の諸類型…294 (1) 一般保護観察と交通保護観察 (2) 一般短期保護観察 (3) 交通短期保護観察 4 遵守事項違反等に対する措置 …296 (1) 虞犯通告 (2) 警告と施設送致申請 3 児童自立支援施設・児童養護施設送致…298 1 意義と担当機関…298 (1) 保護処分としての意義 (2) 処遇担当機関 2 児童自立支援施設における処遇…299 (1) 児童自立支援施設とその処遇 (2) 強制的措置 (3) 保護処分としての限界 4 少年院送致…300 1 少年院送致処分の意義と担当機関…300 (1) 少年院送致の意義 (2) 処遇担当機関 (3) 少年院の種類と収容対象・期間 2 少年院送致決定後の手続 …303 (1) 決定の執行 (2) 仮収容 3 少年院における処遇の運用…303 (1) 少年院処遇の多様化 (2) 長期処遇 (3) 一般短期処遇 (4) 特修短期処遇 (5) 連戻し (6) 保護者に対する措置 4 少年院処遇をめぐる個別問題 …310 (1) 虞犯少年の少年院送致 (2) 少年院収容受刑者 (3) 14未満少年の収容と教育 5 準少年保護事件…312 1 保護処分の取消し…312 (1) 27条の2の趣旨 (2) 取消しの要件 (3) 取消決定の手続 (4) 取消しの効力 2 収容継続申請事件…316 (1) 収容継続の意義 (2) 収容継続の対象 (3) 収容継続の要件 (4) 申請手続と審理手続 (5) 終局決定 3 戻し収容申請事件…320 (1) 戻し収容の意義と対象 (2) 戻し収容の要件 (3) 申請手続と審理手続 (4) 終局決定 第10章 少年の刑事事件…324 1 少年の刑事事件の意義と要件…324 1 少年に対する刑事処分の意義 …324 (1) 刑事処分をめぐる対応の変遷 (2) 少年に対する刑事処分の意義 (3) 2000年改正 2 検察官送致の要件…326 (1) 前提 (2) 20条1項検送 (3) 刑事処分相当性 (4) 20条2項検送 (原則逆送) (5) 検送の可否が問題になる事案 3 検察官送致の手続…331 (1) 検察官送致決定 (2) 決定書 (3) 検察官送致の効果 2 少年の刑事事件手続…332 1 起訴前の段階…332 (1) 調査官観護の扱い (2) 観護措置(みなし勾留)の扱い 2 公訴提起の段階…335 (1) 起訴強制 (2) 起訴強制の例外 (3) 検察官による再送致 (4) 弁護人の扱い 3 裁判段階…339 (1) 少年刑事裁判の特殊性 (2) 少年刑事事件の裁判員裁判 4 家庭裁判所への移送…340 (1) 移送制度の意義 (2) 移送の要件 (3) 管轄裁判所と移送裁判の方式 (4) 移送決定の効果等 3 少年の刑事処分とその執行 …344 1 少年の刑事処分に関する特則 …344 (1) 死刑と無期刑の緩和 (2) 不定期刑の活用 (3) 換刑処分の禁止 2 刑事処分の執行に関する特則 …349 (1) 刑の優先執行主義 (2) 自由刑の執行 (3) 仮釈放要件の緩和 (4) 仮釈放期間の短縮 (5) 人の資格に関する法令の適用 終章 少年法の動向…355 1 少年法の改正…355 1 実現しなかった根本的改正の試み…355 (1) 法務省「少年法改正に関する構想・同説明書」の公表 (2) 法務省「少年法改正要綱」の諮問 (3) 「法制審議会少年法部会中間報告」と「少年法改正に関する中間答申」 2 2000年改正とその後の動向 …360 (1) 2000年改正 (2) 2007年改正 (3) 2008年改正 2 少年法をめぐる国際的動向…363 1 子どもの権利条約…363 (1) 少年司法に関わる国際準則 (2) 子どもの権利条約の成立 (3) 子どもの権利条約の内容 2 3つの国連規則…365 (1) 適正手続の保障 (2) 処分の選択基準 (3) 処遇システム全体の改革 3 少年法の将来と課題…367 1 少年法の将来…367 (1) 少年法の現状とその評価 (2) 将来に向けた方向性 (3) 侵害原理と保護原理の関係 2 少年法の課題…371 (1) 重大事犯への対応 (2) ダイヴァージョンの方向性 判例索引…377 事項索引…381
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