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新基礎法学叢書
ゲーム理論と法哲学
伊藤 泰 著
ゲーム理論と法哲学
発 行2012年4月1日
税込定価5,184円(本体4,800円)
判 型A5版上製
ページ数280頁
ISBN978-4-7923-0528-4
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■内容紹介
目  次
 
 
 
はしがき    i

第1章 ゲーム理論と法哲学…………1
序 論…………1
第1節 クルーソー・モデルからホームズ・モデルへ…………3
1 《単純な最大化問題》から《複数の最大化問題の組み合わせ》へ…………3
2 シャーロック・ホームズとモリアーティ教授の対決…………5
第2節 ホッブズの第2の自然法…………8
1 ホッブズの第2の自然法…………8
2 ゲーム理論の基本的な概念…………10
3 自然状態における囚人のディレンマ…………12
第3節 ルソーとスタグ・ハント・ゲーム…………14
第4節 公共選択論と社会的選択理論…………16
1 ブキャナンの指摘…………16
2 公共選択論と社会的選択理論…………17
3 クルーソー・モデルとしての社会的選択理論…………20
第5節 互恵性の概念…………21
第6節 ゲームというモデル…………24
第2章 ゲームの利得…………30
序 論…………30
第1節 フォン・ノイマン-モルゲンシュテルン効用…………30
1 数値として表された利得…………30
2 好ましさの比…………33
3 3つの公理…………35
4 フォン・ノイマン-モルゲンシュテルン効用…………37
第2節 利得測定法からの独立性…………38
第3節 利得の扱いに関するその後の展開…………42

第3章 政治の環境と男女の争い…………46
序 論…………46
第1節 男女の争いとしての政治の環境…………48
1 男女の争い…………48
2 男女の争いとしての政治の環境…………50
第2節 「好意」が意味するもの…………54
第3節 多数決ゲーム…………56
第4節 立憲段階と立法段階…………61
1 相関戦略の採用…………61
2 立憲段階と立法段階の違い…………65
第5節 ログローリングの果たす役割…………67
1 多段階の「男女の争い」ゲーム…………67
2 ゲームの進行…………70
3 ゲームの解…………73
第6節 政治の概念…………75

第4章 立憲段階とはどのようなゲームか…………77
序 論…………77
第1節 相互依存費用の最小化…………78
1 憲法に新たな条項を作る理由…………78
2 問題の処理にかかる2種類の費用…………78
3 相互依存費用の最小化…………81
第2節 立憲男女の争いゲーム…………83
1 私的な処理が望まれる状況…………83
2 立憲男女の争いゲーム…………86
第3節 男女の争いと囚人のディレンマ…………88
第4節 ゲームの解…………90
1 フォーク定理…………90
2 相関戦略…………93
3 不確実性のヴェール…………94

第5章 いかにして憲法上の権利はつくられるか…………97
序 論…………97
第1節 立憲段階において権利が導入されるメカニズム…………97
1 憲法上の権利が作られるための条件…………97
2 負の外部性…………98
3 意思決定費用…………99
4 集合的行為に関して期待される利得に比べて非常に大きな損失…………101
5 立憲段階における不確実性…………102
第2節 純費用アプローチと費用便益アプローチ…………103
第3節 髭面の男の髭は剃られずに済むか…………106
1 髭を伸ばし続ける権利…………106
2 奴隷制の容認…………108
第4節 現状の自由に対する、立法権力からの免除権…………109
第5節 立憲段階における不確実性…………112
1 不確実性に関する特殊な想定…………112
2 権利による保護の程度についての意見の相違…………115
第6節 不確実性とリスク…………117
1 不確実性とリスク…………117
2 新たな変数の導入…………119
3 権利導入に関する態度の相違…………121
第7節 効用の個人間比較はなされている?…………122
第8節 権利創造男女の争いゲーム…………124
第6章 権利の具体化に伴う費用…………130
序 論…………130
第1節 権利によって与えられる保護のレベル…………132
1 権利の具体化にかかる費用…………132
2 処罰費用…………133
3 エージェンシー費用…………134
4 権利保護のレベルに与える影響…………136
第2節 境界線上の事例への対応…………138
1 境界線上の事例についての対応の仕方…………138
2 不確実性のヴェール…………141
3 意思決定費用…………143
4 エージェンシー費用…………144
5 再交渉問題…………145
6 対応の仕方に与える影響…………147

第7章 包括的基本権条項の活用…………151
序 論…………151
第1節 意思決定費用…………152
第2節 外部費用…………153
第3節 エージェンシー費用…………156
第4節 新たな権利を導入する方法の選択…………157

第8章 多数決とゲーム…………159
序 論…………159
第1節 提携形ゲームとしての多数決ゲーム…………160
1 3人多数決ゲーム…………160
2 フォン・ノイマン-モルゲンシュテルン解…………165
第2節 相関戦略を採用した戦略形ゲームとしての多数決ゲーム…………168
1 全員一致ルール…………168
2 相関戦略とは何か…………170
3 相関戦略としての多数決…………174
第3節 政治とはゼロ・サム・ゲームか、それともポジティヴ・サム・ゲームか?…………178
1 2種類の多数決ゲームのあいだの違い…………178
2 ポジティヴ・サム・ゲームとしての政治とゼロ・サム・ゲームとしての政治…………178
3 2つの多数決ゲームの根底にある政治観…………181
4 憲法改正へと人びとを向かわせる状況…………183
第4節 取引費用の想定…………185
1 提携形多数決ゲームにおける取引費用ゼロの想定…………185
2 ポジティヴ・サム・ゲーム、全員一致ルール、取引費用ゼロの想定…………187
3 相関戦略多数決ゲームにおける取引費用の想定…………190
第5節 多数決制度の公正性…………192
1 多数決制度に求められる公正さ…………192
2 不公正さの種類…………194
3 公正条件の特定の困難さ…………196

第9章 慣習としての憲法…………199
序 論…………199
第1節 進化ゲーム論的アプローチ…………200
第2節 慣習の成立…………203
1 慣習の定義…………203
2 進化的安定戦略(ESS)…………203
3 対称ゲーム…………206
4 慣習がもつ代替的な性格…………208
5 非対称ゲーム…………209
第3節 規範意識の誕生…………214
1 3種類の慣習…………214
2 規範意識の成立…………215
第4節 背景的な権利の生成…………217
1 憲法は契約と慣習の双方に似ている…………217
2 2種類の非対称性…………218
3 相互依存費用についての評価の相違…………221
第5節 契約論と進化ゲーム論…………224

第10章 男女の争いとしての政治の環境…………227
序 論…………227
第1節 片想いの悲哀…………228
第2節 多数派工作…………230
第3節 視野の拡大…………231
第4節 多数派の選好変化…………232
第5節 状況変化への多数派の側のインセンティヴ…………234
第6節 利得の公平性…………236
1 公平な協同行為とは?…………236
2 2種類のゲーム…………238
3 プレイヤーの親切さ…………239
4 公正均衡…………240
5 公正均衡の具体例…………243
6 相関戦略多数決ゲームへの応用…………247

参考文献…………252
索引…………256


コラム
 ゲーム理論の枠組み…………8
 ナッシュ均衡…………26
 選好の表現方法…………36
 正1次変換…………39
 純戦略と混合戦略…………53
 混合戦略における均衡点の求め方…………62
 ゲームの木と情報集合…………72
 将来利得の割引因子…………91
 取引費用…………100
 プリンシパル・エージェント問題…………134
 コア…………164
 ベイズの定理…………177
 進化ゲーム理論…………202
 進化的安定戦略の定義…………205




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