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新基礎法学叢書
法実証主義の現代的展開
濱 真一郎 著
法実証主義の現代的展開
発 行2014年9月20日
税込定価4,536円(本体4,200円)
判 型A5判上製
ページ数238頁
ISBN978-4-7923-0565-9
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■内容紹介
目 次

はしがき

序 章 法実証主義の現代的展開 1
 第1節 「法とは何か」という問い―自然法論と法実証主義1
 第2節 H. L. A. ハートの法実証主義の法理論3
 第3節 法実証主義論争―R. ドゥオーキンのハート批判6
1 司法的裁量論をめぐって6
2 厳格な法実証主義とソフトな法実証主義7
 第4節 司法と立法の関係をどう捉えるか11
1 ドゥオーキンの裁判所(司法)を中心に据えた法理論11
2 立法と司法の関係を把握するための視座13
 第5節 記述的法理論の擁護可能性14
1 記述的法理論の擁護可能性14
2 規範的法実証主義と記述的法実証主義17
 おわりに19

第I部 司法的裁量論と解釈多元論

第1章 J. ラズによる司法的裁量論の擁護 23
―解釈多元論と革新的解釈―
 はじめに23
 第1節 H. L. A. ハートの司法的裁量論26
1 ハートの法実証主義の法理論26
2 ハートの司法的裁量論27
 第2節 R. ドゥオーキンの司法的裁量論批判30
1 ドゥオーキンの司法的裁量論批判30
2 解釈的アプローチと法の構成的解釈31
3 「統合性としての法」と連鎖小説の比喩32
 第3節 ラズの解釈多元論34
1 司法的裁量論をめぐる論争の再確認34
2 解釈とは何か36
3 解釈多元論と革新的解釈37
4 革新的解釈にかんする二つの難問38
5 革新的解釈にかんする二つの難問を解く(1)
―不可避性を通しての議論40
6 革新的解釈にかんする二つの難問を解く(2)
―社会依存を通しての議論41
7 革新的な法解釈が法を変化させるのはなぜか45
8 立法者と裁判所のあいだの相互作用47
9 解釈とは何か、なぜ解釈するのか、いかにして解釈するのか49
 おわりに51

第II部 立法と司法の関係をどう捉えるか
―民主的立法と憲法の正統性も視野に入れて―

第2章 A. マーモーの価値多元論と「立法の統合性」批判 59
 はじめに59
 第1節 価値多元論と法の支配60
1 価値多元論の重視60
2 法の支配にかんする論争61
3 多元的社会における法の支配63
 第2節 マーモーの価値多元論と「立法の統合性」批判67
1 立法の統合性67
2 価値多元論70
3 中立性の理想と公共的理性72
4 価値多元論と「立法の統合性」批判75
 第3節 「立法の統合性」の失敗78
1 「立法の統合性」の失敗と価値多元論の尊重78
2 「立法の統合性」の失敗(1)―立法権の分割78
3 「立法の統合性」の失敗(2)―立法が成立するための取引と妥協80
4 「立法の統合性」の失敗(3)―政権交代と法の継続性81
 おわりに83

第3章 A. マーモーの法解釈理論と立法論 85
―立法と司法の戦略的コミュニケーション―
 はじめに85
 第1節 法は常に解釈されているのか
―法は修正・変更される場合もある87
1 法と言語87
2 会話は常に解釈されているのか90
3 法は常に解釈されているのか93
 第2節 法を解釈するのはなぜか―法における三つの不確定性96
1 法の衝突に由来する不確定性96
2 意味論的不確定性―両義性と曖昧さ97
3 語用論的不確定性99
 第3節 法における語用論的不確定性100
1 法が「言う」ことと「主張」することの不一致100
2 法が「含み」とする内容の不確定性102
3 法が「前提」とする内容の不確定性104
 第4節 立法と司法の戦略的コミュニケーション105
1 立法と司法の戦略的コミュニケーション105
2 立法の内部における戦略的行動106
3 立法府は意図的に複数の声で語る108
 おわりに109

第4章 A. マーモーによる「憲法の正統性」の批判的検討 114
―民主的立法を制約する「頑強な憲法」は正統か―
 はじめに114
 第1節 「頑強な憲法」とは何か115
 第2節 「頑強な憲法」の正統性への道徳的懸念117
1 「頑強な憲法」を正当化する論拠―プリコミットメント論117
2 「頑強な憲法」の正統性への道徳的懸念―世代間問題と価値多元論119
 第3節 「頑強な憲法」の正統性とその限界121
1 プリコミットメント論に依拠しない正当化121
2 プリコミットメント論の正当化(1)
―多数決原理の本来的な限界論法124
3 プリコミットメント論の正当化(2) ―深層的コンセンサス論法129

 第4節 マーモーの憲法改革案―立法府と裁判所の相互調整134
 おわりに136

第III部 記述的法実証主義の擁護可能性

第5章 H. L. A. ハートの記述的法理論 141
 第1節 R. ドゥオーキンの問題提起141
 第2節 ハートの記述的法理論とドゥオーキンによる批判143
1 ハートとドゥオーキンの論争143
2 ハートの記述的法理論とドゥオーキンによる批判145
 第3節 ドゥオーキンがハートに突きつけた二つの困難147
1 ハートの源泉テーゼとソレンソン事件147
2 ドゥオーキンがハートに突きつけた二つの困難148
 第4節 二つの困難を退けることは可能か150
1 第一の困難を退ける
―記述的法理論を擁護するための積極的言明は存在する150
2 第二の困難を退ける
―ハートは裁判の当事者の一方に味方していない152
 第5節 法哲学はおもしろくなくてはならないのか157

第6章 J. ディクソンによる記述的法理論の擁護論 159
 はじめに159
 第1節 記述的法理論への三つの挑戦159
 第2節 三つの挑戦へのディクソンの応答161
1 記述的法理論の「簡素な説明」の誤り161
2 第一の挑戦への応答―法理論における評価の役割162
3 第二の挑戦への応答―間接的に評価的な法理論163
4 第三の挑戦への応答―法理論の採用がもたらす帰結の評価167
 第3節 記述的法理論の機能169
 おわりに172

第7章 A. マーモーによる記述的法実証主義の擁護論 174
―法実証主義における「法と道徳分離論」と記述的テーゼ―
 第1節 「法と道徳分離論」の二つの捉え方
―記述的テーゼと規範的テーゼ174
1 「法とは何か」という問いと法実証主義の法理論174
2 H. L. A. ハートの法実証主義の法理論176
3 現代法実証主義の二つの形態
―厳格な法実証主義とソフトな法実証主義179
4 「法と道徳分離論」の二つの捉え方
―規範的テーゼと記述的テーゼ181
5 本章の概要184
 第2節 規範的法実証主義の五つの見解185
1 法実証主義の核となる三つのテーゼ185
2 規範的法実証主義の五つの見解187
 第3節 五つの見解の分析を通じての記述的法実証主義の擁護論191
1 倫理的実証主義191
2 法の性質についての説明の規範的是認192
3 法の性質についての説明の特定の側面の評価195
4 実質的な規範的実証主義(法慣例主義)196
5 方法論についての議論(1)―機能を通しての議論198
6 方法論についての議論(2)
―法理学は必然的に規範的であると主張する議論201
7 方法論についての議論(3)―内的視点を通しての議論205
 第4節 法の性質についての理論における評価の役割208
 第5節 むすびに代えて214

参考文献一覧219
人名索引234
事項索引236




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