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損害てん補の本質
海上保険を中心として
中出 哲 著
損害てん補の本質
発 行2016年3月10日
税込定価10,800円(本体10,000円)
判 型A5判上製
ページ数514頁
ISBN978-4-7923-4258-6
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■内容紹介
目  次
はしがき i
本書の概要 
序 章
1.問題の所在   1
2.考察の射程範囲   3
3.考察の方法   4
4.本書の構造   6
第吃堯‖山科欷韻砲ける損害てん補に関する基礎理論
第1章 損害保険における保険給付の態様とそれに関する規律
1.はじめに   11
2.損害保険における給付額の算出方式   12
(1)損害の種類についての限定 12  (2)損害原因による限定 14
(3)損害の量的評価 16  (4)てん補額の量的制限 18
(5)てん補損害額に加算される費用 19  (6)付帯サービス 20
3.損害てん補給付にかかる調整制度   21
(1)一部保険 22  (2)超過保険 23  (3)重複保険 25
(4)残存物代位 26  (5)請求権代位 27
4.損害保険契約の目的   29
(1)契約の成立と被保険利益 29
(2)被保険利益と損害てん補の給付方式との関係 30
5.まとめ   31
第2章 損害保険における損害てん補をめぐる学説の考察
1.はじめに   34
2.損害保険における「損害てん補」をめぐる学説   35
3.損害てん補の位置付けをめぐる学説の検討   38
(1)絶対説についての考察 38  (2)修正絶対説についての考察 41
(3)相対説についての考察 43  (4)3つの学説の関係 47
4.まとめ─論争からの示唆─   48
第3章 損害てん補原則と利得禁止原則
1.はじめに   51
2.損害保険にかかわる各種損害てん補原則   52
(1)損害てん補原則 52  (2)実損てん補原則 53
(3)直接損害てん補の原則 54  (4)3つの原則についての検討 55
3.ヨーロッパ保険契約法原則における損害てん補原則   57
(1)ヨーロッパ保険契約法原則における位置付け 57
(2)PEICLに対する若干の考察 59
4.イギリス法における損害てん補原則   61
(1)辞書等における「損害てん補原則」の理解 61
(2)法学者による損害てん補原則に対する説明 62
(3)判例法理 63  (4)イギリス法についての考察 65
5.利得禁止原則   66
(1)PEICLとイギリス法からの示唆 66
(2)わが国における利得禁止原則に関する議論 67
(3)利得禁止原則に対する考察 69
6.損害てん補原則と利得禁止原則の調整に向けた仮説   76
(1)損害てん補原則と利得禁止原則の関係 76  (2)仮説の提示 79
7.まとめ   83
第4章 直接損害てん補の原則
1.はじめに   84
2.直接損害てん補の原則とは何か   86
(1)直接損害てん補の原則の意味 86  (2)本原則と商法規定の関係 87
(3)直接損害・間接損害に係る他の用法 88
(4)直接損害てん補の原則に対する批判 89  (5)小括と問題提起 90
3.損害と被保険利益の関係   91
(1)直接損害てん補の原則における被保険利益と損害の関係 91
(2)損害と利益との対応関係 92  (3)類型についての評価 97
4.貨物・船舶に対する事故によって生じる損失   97
(1)保険の目的物の損害と経済主体の損失 97
(2)貨物の損害と経済主体の損失 98  (3)船舶の損害と経済主体の損失 101
(4)小 括 102
5.海上保険における間接損害の分析   103
(1)損害防止費用 104  (2)共同海損分担額に対する支払責任 105
(3)貨物の継搬費用 106  (4)船舶運航に伴う各種賠償金 107
(5)損害額算定費用 107
6.海上保険における損害と利益についての考察   108
(1)間接損害とその利益関係 108
(2)海上保険における損害と利益の関係 111
(3)商法条文等との整合性 112  (4)直接損害てん補の原則の意義 115
7.まとめ   116
第5章 損害保険における損害と利益の関係についての考察
1.はじめに   118
2.損害とは何か   120
(1)損害の態様についての問題提起 120
(2)損害に関する異なる次元の認識 122
3.損害保険における損害の認識   127
(1)損害の認識 127  (2)損害の認識における特徴 128
(3)利益を通じて損害を説明する利点 130  (4)損害と利益の関係 131
4.損害てん補方式をとる理由の考察   133
(1)保険技術面の要請 134  (2)経済制度としての要請 136
(3)社会的な健全性の確保 137
5.損害てん補方式の強行性   140
(1)損害てん補方式の変更可否 140  (2)利得の意味 140
(3)利得禁止の理由 141  (4)利得禁止を議論する場合の2つの次元 142
6.まとめ:損害保険の契約理論に関する仮説   144
第局堯‖山欧討麒箋詆佞砲かる各種制度の考察
第6章 保険価額
1.はじめに   153
2.保険法における「保険価額」と従来の学説   154
(1)保険法における保険価額 154
(2)従来の学説と保険法条文に対する問題指摘 155
(3)保険法の定義の妥当性について 156
(4)保険法におけるいくつかの価額の概念 157
3.外国法からの示唆   158
(1)イギリス 158  (2)ドイツ 160  (3)ヨーロッパ保険契約法原則 161
4.保険価額概念の意義についての考察   163
(1)保険価額の機能 163
(2)損害保険理論において保険価額概念が有してきた意義 163
(3)損害と利益の関係 164  (4)利得禁止原則との関係 165
(5)保険法における保険価額の定義の意義 166
(6)保険法における各種価額の解釈 168
5.まとめ   169
第7章 約定保険価額
1.はじめに   171
2.保険価額の約定と問題設例   172
(1)保険価額の約定の実務 172
(2)約定保険価額と保険価額が乖離した事例 173
3.わが国における判例と学説   176
(1)判 例 176  (2)学 説 178  (3)小 括 181
4.ヨーロッパ保険契約法原則における約定保険価額   182
(1)ヨーロッパ保険契約法原則における扱い 182
(2)ヨーロッパ各国法の状況 183  (3)考 察 184
5.イギリス法における約定保険価額   185
(1)1906年海上保険法の規定 185
(2)約定保険価額の効力に関係するイギリス判例法 186
(3)各例外事由の内容 187  (4)イギリス法についての考察 190
6.考 察   192
(1)PEICL及びイギリス法との比較から得られる示唆 192
(2)保険価額の約定の効果 194  (3)約定による弊害 197
(4)約定の合法性 198  (5)約定保険価額の効果を否定する根拠 200
(6)著しく超過する場合の考え方 201  (7)利得禁止原則との関係 203
(8)問題事例に対する所見 204
7.まとめ   206
第8章 重複保険
1.はじめに   208
2.重複保険の態様と事例   210
(1)重複保険の態様 210  (2)損害保険類似制度における給付との併存 212
(3)設 例 213
3.わが国の重複保険に関する規律   215
(1)改正前商法 216  (2)保険法の規律の概要 219
(3)保険法における規律の意義と理論面の問題提起 222  (4)小 括 226
4.イギリス法における重複保険   226
(1)重複保険に関するイギリス法 226  (2)重複保険の定義 229
(3)被保険者の請求権 230  (4)分担請求権 231  (5)分担の基準 232
(6)保険約款上の特約の効果 233  (7)分担請求の対象契約 234
(8)分担と代位の相違 234  (9)保険料の返還 235  (10)小 括 236
5.ヨーロッパ保険契約法原則における重複保険の規律   237
(1)規定内容 237  (2)PEICLにおける重複保険の規律についての考察 238
6.重複保険の法理についての考察   241
(1)保険法における重複保険の規律の意義 241
(2)損害てん補を超える給付の禁止 243
(3)重複保険規律の趣旨に関する学説とその疑問点 245
(4)重複保険と利得禁止 246  (5)重複保険と契約当事者の意思内容 248
(6)重複保険と保険料の返戻 249  (7)重複保険の法理の趣旨 251
(8)重複保険の法理の任意法規性 253  (9)重複保険とは何か 254
(10)代位との異同 256  (11)事例に対する筆者の見解 258
7.まとめ   260
第9章 残存物代位
1.はじめに   263
2.残存物代位に関する保険法の規律と残存物代位制度の趣旨   264
(1)条 文 264  (2)要 件 265  (3)保険者の権利取得 267
(4)残存物代位の趣旨に関する学説 270
3.イギリス法における残存物代位   273
(1)制度の呼称 273  (2)残存利益取得の制度の概要 277
(3)残存利益取得と代位 289  (4)残存利益取得と委付 293
(5)イギリス法における残存利益取得の制度とその示唆 304
4.日本法における残存物代位の考察   315
(1)利得防止説と技術説の検討 315
(2)残存物代位制度の本質に関する論点 322
5.残存物代位制度の考察   324
(1)全損の意味と機能(論点1) 324
(2)残存物代位と委付(論点2) 333  (3)全損と権利移転(論点3) 335
(4)残存物代位と利得禁止(論点4) 339
(5)残存物代位制度の本質とその位置付け(論点5) 343
6.まとめ   345
第10章 請求権代位
1.はじめに   348
2.請求権代位に関する保険法の規律   350
(1)保険法の規律 350  (2)請求権代位制度と他の制度との異同 353
(3)請求権代位に関する約款規定 354  (4)請求権代位に関する論点 355
3.請求権代位の趣旨   362
(1)保険法制定前の伝統的議論 362  (2)近時の議論 365
4.ヨーロッパ保険契約法原則における請求権代位   369
(1)条文の内容 369  (2)PEICLに対する考察 370
5.イギリス法における請求権代位の概念と法律根拠   373
(1)イギリス法における請求権代位の概念 373
(2)イギリス法における請求権代位の根拠 386
(3)請求権代位の対象:対応原則と利息の扱い 398
(4)イギリス法からの示唆 404
6.請求権代位の趣旨に関する考察   409
(1)利得の意味 409  (2)不当性についての疑問 410
(3)加害者の免責阻止 412  (4)請求権代位制度の本質 412
(5)重複保険との異同 418  (6)対応原則の本質 419
(7)遅延利息の扱い 421
7.まとめ   422
第11章 損害保険における付帯サービス
1.はじめに   424
2.保険商品における各種サービスの態様   425
(1)現在提供されている各種サービスの例 425  (2)海外における例 427
(3)損害保険の歴史からみたサービスの提供の例 428
3.損害保険におけるサービスの類型   430
(1)サービスの発動要件をもとにした分類 431
(2)サービスと保険金との関係 431  (3)サービスの実施主体 432
(4)サービスの利用料 433
4.サービスと損害保険の保険給付との関係   434
(1)サービスとは何か 434  (2)保険商品とは何か 435
(3)保険商品とサービスの関係 436  (4)保険給付としての要件の確認 437
5.損害保険における損害てん補とは何か   438
(1)偶然の事故 438  (2)損害のてん補 439  (3)現物給付とは何か 442
6.サービスと保険における利得禁止原則   443
7.まとめ   445
(1)考察から得られる結論 445  (2)各種サービスの意義と課題 447
終 章
1.考察から導かれる結論   449
(1)損害保険における損害てん補の本質 449
(2)損害てん補と利得禁止の関係 450
(3)損害てん補と被保険利益の関係 451
(4)損害保険に関する契約理論 452  (5)実務運用面における意義 453
2.残余の研究課題   457

初出一覧   463
参考文献   465

あとがき 481




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