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刑法基礎理論の可能性
盒仰昇 著
刑法基礎理論の可能性
発 行2018年5月10日
税込定価7,020円(本体6,500円)
判 型A5判
ページ数336頁
ISBN978-4-7923-5242-4
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■内容紹介
目  次
はしがき i
初出一覧 xii
第1部 刑法の基礎
第1章 刑法のコンセプトに関する一試論3
1 序3
2 命令モデル4
3 (刑)法的責務の本質7
4 (刑)法が体現すべき価値13
5 若干の関連問題18
第2章 刑法理論と政治哲学
    ─自由主義刑法理論の再検討─26
1 はじめに…刑法理論と政治哲学の関わり26
2 前提的考察─自由主義の編み直し─28
3 自由主義的共同体における刑法の意義31
4 終わりに39
第3章 刑法の倫理性41
1 はじめに41
2 危害原理の本質44
3 価値観の相対性48
4 個人の尊厳53
vi  目  次
5 結語56
第4章 犯罪化論の試み58
1 はじめに58
2 方法論59
3 国家の介入の正当性62
4 犯罪化の必要性67
5 全体的な利益衡量70
⑴ 利益衡量の必要性 70  ⑵ 種々の考慮要因 71
⑶ 利益衡量の意味 73
6 刑罰法規施行後の検証74
7 各段階の体系的意味76
8 結語77
第5章 犯罪化と法的モラリズム79
1 はじめに79
2 道徳的不正さは犯罪化を正当化するための十分条件か?81
3 道徳的不正さは犯罪化を正当化するための必要条件か?82
⑴ 分析の視点 82  ⑵ 「危害」対「道徳的不正さ」? 83
⑶ 「禁じられた悪mala prohibita」について 85
⑷ 非難との関係 89
4 道徳的不正さは犯罪化の積極的な理由となり得るか?90
⑴ 「積極的モラリズム」と「消極的モラリズム」 90
⑵ 「控えめな積極的モラリズム」? 93
5 結語98
目  次  vii
第2部 刑罰の諸問題
第1章 刑罰の定義103
1 はじめに103
2 定義に関する留意点106
⑴ 認識と正当化の区別 106  ⑵ 問題点の明確化への奉仕 110
3 刑罰の構成要素111
⑴ 有害性 112  ⑵ 法違反対応性 114  ⑶ 応報性 115
⑷ 意図性 117  ⑸ 有権性 118  ⑹ 手続性 119
⑺ 非難性 119  ⑻ 小括 121
4 定義が示唆するもの121
⑴ 道徳的正当化 122  ⑵ 政治哲学的正当化 123
⑶ (刑事)法学的正当化 126
5 結語129
第2章 目的刑論の批判的検討130
1 序130
2 目的刑論の論理構造131
3 刑罰効果の極大化という視点135
4 ルール功利主義的な基礎づけ139
5 応報的要素によって犯罪予防目的の追求を限定する試み143
6 結語148
第3章 応報概念の多様性150
1 はじめに150
2 考察の前提152
viii  目  次
3 様々なる応報概念153
⑴ タリオの法則lex talionis 153  ⑵ 消極的応報 154
⑶ 応報感情 157  ⑷ 当然の報いdesert 158
⑸ フェアプレイ理論 161  ⑹ 非難 164
4 結語166
第4章 刑罰と非難168
1 はじめに168
2 非難の意義170
3 刑事法とコミュニケーション176
4 抑止という観点178
5 打算的な補充181
6 目的論的コミュニケーション184
7 結語188
第5章 刑罰論と人格の尊重190
1 序190
2 「人格の尊重」の要求は無意味か?192
3 無実の者の処罰196
4 罪を犯した者の処罰198
5 刑罰と非難202
6 害の賦課205
7 結語212
第6章 刑罰論と公判の構造214
1 はじめに214
2 問題点のスケッチ215
⑴ 公判の構造的特徴 215  ⑵ 刑罰論との関係 215
目  次  ix
3 公判における手続的正義の要請218
⑴ 実質的正義と手続的正義 218  ⑵ 自然的正義の要求 220
4 コミュニケーションの場としての公判223
⑴ 刑罰における非難の意義 223
⑵ 非難をめぐるコミュニケーション 225  ⑶ 被害者の地位 227
5 自己負罪拒否特権229
⑴ コミュニケーションの障害? 229
⑵ 道徳的義務と法的義務 231
6 結語232
第7章 共同体主義と刑罰論235
1 はじめに235
2 共同体主義について236
3 人間観の問題238
4 共通善の強調242
5 共同体の重視244
6 終わりに247
第3部 犯罪予防へのまなざし
第1章 防犯カメラに関する一考察251
1 はじめに251
2 ビデオカメラとプライバシー252
3 防犯カメラの正当化256
4 状況の変化262
5 防犯カメラの社会的意味267
6 結語272
x  目  次
第2章 自由と安全は両立するか
    ─リベラルなコミュニティの可能性を考える─275
1 はじめに275
⑴ コミュニティ志向型の治安対策 275  ⑵ 二つの問題 276
2 「自由」と「安全」の概念規定277
⑴ 「自由」の意義 277  ⑵ 「安全」の意義 278
3 リベラルなコミュニティの概念279
⑴ コミュニティ概念と排除の論理 279
⑵ リベラルなコミュニティの構想 280
4 リベラルなコミュニティの存立条件282
⑴ ルールの実効性 282
⑵ ルールは守られるという構成員の信頼 283
5 social capital(社会関係資本)としての信頼284
⑴ social capital(社会関係資本)の基礎概念 284
⑵ 信頼構築の手法 286
6 「信頼」の構築と治安対策287
⑴ 防犯環境設計 287  ⑵ 地域住民主体の防犯活動 288
⑶ 「割れ窓理論」 289
7 おわりに291
第3章 安全の論理と刑事法の論理294
1 はじめに294
2 安全の意味論295
⑴ 安全の意義 295  ⑵ 客観的な安全と主観的な安全 297
⑶ 実践としての安全 299
3 安全の論理と伝統的な刑事法の間のズレ301
⑴ 犯罪の捉え方─「通常性」と「逸脱性」─ 301
⑵ 介入の時期─「犯罪以前」と「犯罪以後」─ 303
目  次  xi
⑶ 介入の対象─「不特定の将来の脅威」と「具体的に特定された法的な
犯罪」─ 303
⑷ 手段─「多様な予防手段」と「刑罰」─ 306
⑸ 犯罪予防の担い手─「多様な主体」と「国家」─ 308
⑹ 評価の視点─「効率性」と「適正性」─ 309
4 若干の検討310
⑴ 伝統的な刑事法(学)が直面している課題 311
⑵ 安全の論理の危うさ 313
5 結語317




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