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関東畑作農村の近代化と商品生産
―その変遷と動因―
新井鎮久 著
関東畑作農村の近代化と商品生産
発 行2018年10月20日
税込定価8,640円(本体8,000円)
判 型A5判上製
ページ数472頁
ISBN978-4-7923-9272-7
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■内容紹介
目  次

はしがき

第犠蓮ゞ畧ご愿貳作農村の商品生産と幕府農・財政
    ──年貢賦課方式および金肥普及と特産地形成── 1
 はじめに 1
     課題設定と研究の視点 1
 
第一節 近世前・近世関東畑作農村の発達史 3
   1.律令・荘園時代の関東畑作農村の発達史 3
     * 律令時代の関東畑作 3
     * 荘園時代の関東畑作 10
       農業開発と年貢代銭納化の進展 18
   2.近世の関東幕領畑作農村の発達史 23
     享保改革以前の関東畑作農村と「武州山之根筋」 23
     享保改革期の幕府直轄開墾と平地林地帯 30
     西関東畑作の優位性と商品生産 32
     小商品生産の展開と幕府農・財政 35
 
第二節 近世関東畑作の商品生産と年貢増徴策
     ──近世農業史の変換点── 39
   1.幕府財政の危機と再建策 39
   2.享保改革期の年貢増徴策と関東畑作農村 41
     年貢課徴方式の変遷と関東畑作農村 41
     享保期幕府農政と商品生産 47
     関東綿作の特質・限界と関東畑作 50
     幕府の作付奨励策と重要商品作物生産政策の変遷 54
   3.年貢課徴方式と納入方式 55
     定免制と検見制 55
     買納制と石代納 57
     関東畑作と年貢課徴方式 60
   4.関東幕領の成立と開発新田の幕領編入 63
     関東筋の幕領成立と陣屋支配 63
     開発新田の幕領編入と商品生産 68
   5.関東幕領畑作農村と商品生産の軌跡 74
     幕領分布と商品生産地帯の形成 75
   6.西関東幕領畑方農村の商品生産と農村工業 81
   7.関東幕領畑作農村の商品生産と年貢増徴策
     ──畿内諸国との比較検証── 86
     小括──関東畑作農村の優位性と年貢増徴策── 92
 
第三節 近世関東畑作の商品生産と肥料事情 95
   1.近世関東畑作農村の商品生産と舟運 95
     河岸問屋の展開と結節機能 95
     河岸の立地形態・性格と商圏の成立 96
   2.畑方特産品生産地帯の展開と主要肥料 101
     自給肥料と購入肥料 101
     関東畑作農村と肥料事情 103
   3.基幹的肥料の生産過程と流通 105
     江戸の廃棄物と下肥流通 105
     魚肥の生産と流通 108
     魚肥普及の地域性と前貸し流通 114
 
第四節 近世関東畑作と施肥事情の地域性 115
   1.干鰯・〆粕専用の常総型農村地域 115
   2.干鰯・〆粕(主)糠(従)混用の野州西南部型農村地域 118
   3.糠(主)干鰯・〆粕(従)混用の上州・武州・野州南部型
     農村地域 120
   4.糠・灰専用の武蔵野新田型農村地域 126
   5.下肥専用の江戸近郊型農村地域 132
     葛西船の稼働空間と下肥集配荷機構 132
     江戸近郊の下肥事情の地域性 138
     下肥流通事情の変貌と終焉 142
   6.江戸ごみ使用の下総台地型農村地域 148
     江戸のごみ処理 148
     分別収集と農業利用 150
   7.野州石灰使用の北関東型農村地域 154
   8.荒川氾濫土の馬背客土と大宮台地型農村地域 161
   9.自給肥料専用の北毛型農村地域 166
 
結語 商品生産の発展と金肥使用地域の類型化 170
    【幕府農財政と関東畑方特産品生産地帯の展開】 170
    【金肥使用地域の諸類型と形成要因】 172

第蕎蓮〃弍調超の変転と西関東複合経営農村の逡巡・先進性後退
    ──陸田経営の諸相と複合経営農村の国営水利事業対応──
          185
 
はじめに 185
     関東畑作地帯の土地利用とその特色 185
     問題の所在と課題設定 186
 
第一節 農業水利事業の展開過程と畑地灌漑 188

第二節 畑地灌漑事業の歴史的・地域的展開と近代化のプロセス 191
   1.畑地灌漑の意義・諸方式と発達史 191
     * 畑地灌漑の意義 191
     * 畑地灌漑の諸方式 192
       地表灌漑 192
       地下灌漑 193
       散水灌漑 193
       湛水灌漑 193
     * 畑地灌漑の発達史 194
       明治〜昭和初期の畑地灌漑 194
       戦前期の畑地灌漑 194
       高度経済成長期以前の畑地灌漑 195
       高度経済成長期以降の畑地灌漑 198
       小括 201
   2.東関東畑作農村の基幹作部門と変遷
     (畑地陸稲作→畑地水稲作→蔬菜作) 202
     関東普通畑作地帯の陸稲・麦栽培 202
     陸稲畑地栽培と水稲畑地栽培の展開 203
     国営畑地灌漑事業の展開と常総巨大園芸基地の成立 206
   3.関東畑作の共通基幹部門(水陸稲)栽培の地域性 210
     作物選択上の共通性と異質性 210
     大間々扇状地の畑作と畑地灌漑 210
     西関東畑地灌漑と地域効果の二極分化 214
     下総台地の畑作と畑地灌漑 216
 
第三節 迷走する減反政策と陸田経営の動向 219
   1.畑地利用の諸方式──陸田化とその周辺── 219
   2.関東陸田地帯の成立と展開 224
     * 中川水系自然堤防帯と大宮台地北部の陸田地域 224
       中川水系流域の豊富な揚水事情と陸田化の早期進展 224
       大宮・岩槻台地北部の陸田成立と都市化・減反政策 230
     * 関東山地東麓荒川・神流川扇状地の陸田地域 235
     * 関東造盆地運動中心部の陸田地域 238
       鬼怒川中下流域と猿島・結城台地の陸田化 239
       渡良瀬川・利根川合流地域の陸田化 245
     * 那須野ケ原扇状地の「水田」発達史と開田 248
       栃木県南部の陸田化と北部の「開田」 248
       那須野ヶ原の水田化過程と揚水開田 250
     * 小括──陸田成立の社会的背景と地域性── 256
 
第四節 西関東中山間地の大規模畑灌(群馬用水)事業計画の策定と
     推進 260
   1.米麦養蚕型複合経営農村と群馬用水事業 260
     群馬用水事業の評価と受益農村の農業地域的性格 260
     群馬用水事業の成立前史と派生的諸問題 262
     事業目的の変転理由とその背景 265
     水利事情と農業経営の概況 266
   2.群馬用水受益農村の近代化と行政の地域形成機能 267
     計画変更と農家の動揺 267
     農業近代化過程の課題と対策 268
     構造改善事業と県営大規模圃場整備事業の発足 269
     一・二次構の誤算と変更 269
     県営大規模圃場整備事業の大幅修正 271
 
第五節 西関東中山間地の「米麦養蚕型複合経営農村」と畑灌事業
     効果 272
   1.養蚕慣行と経営転換の努力・実績  272
     養蚕経営のしがらみ 272
     経営転換の努力と足跡 273
     利水改善グループの成立展開と評価 275
     利水開始以降の受益農村の変貌──センサスからの接近──
        279
     行政施策と農村の対応 284
   2.西関東内奥畑地灌漑農村の発展と群馬用水受益農村の低迷 287
 
結語 群馬用水事業と主産地形成──制約因子分析をめぐって── 293

第珪蓮‥豐愿貳作の変換点形成とポテンシャル
    ──洪積台地の潜在的可能性と借地型大規模露地園芸── 303
 
はじめに 303
     本章の位置づけと研究地域の概要 303
     課題設定とその背景 306
 
第一節 近世常総台地の平地林分布と土地利用 308
   1.常総台地の地形・土壌・植生分布の概況 308
     常総台地の地形と土壌 308
     常総台地の平地林 311
   2.近世常総台地(平地林地帯)の開墾と限界 314
   3.常総台地の平地経済林林業と林畑 316
     常陸台地の新田開発と平地経済林林業 316
     常総台地開墾と平地経済林林業地域の成立 319
 
第二節 近代の平地林開墾と畑作農業近代化の黎明 320
   1.常総台地開墾と近代的地主─小作制の成立 321
     常陸台地の士族授産開墾と地主制 321
     下総台地の窮民救済開墾の挫折と近代的巨大地主制 323
     下総開墾地域の社会階層と特殊性 324
   2.近代的地主─小作制の展開と小作争議の発生 326
     茨城県の地主支配と洪積台地農村の農民運動 326
     千葉県の地主─小作関係の展開と特質 331
 
第三節 戦後の緊急食糧難対策・農地改革と平地林開墾 337
   1.緊急開拓事業の展開と下総台地農村の農地改革 338
   2.緊急開拓事業の展開と常陸台地農村の農地改革 341
 
第四節 東関東畑作の展開過程と近代化 345
   1.常総台地畑作の特質と近代化 345
     維新期の常総台地開墾と商業的農業の成立・展開 345
   2.下総台地畑作の特質と近代化過程の深化 347
     基幹作物栽培の成立基盤と流通 347
     下総台地の落花生と甘藷栽培の社会経済効果 348
   3.常陸台地畑作の展開と近代化 353
     商品作物の導入と展開 353
     甘藷栽培および澱粉工業と養豚経営 356
     栗栽培地域の展開要因と現代的評価 361
 
第五節 東・西関東畑作農村の農業様式の変遷と先進地域性の交代 367
   1.蚕糸業地帯の衰退と蔬菜生産地帯の発展 367
   2.養蚕衰退期と高度経済成長下の西関東畑作農村の基本的対応 372
   3.西関東南部畑作農村の都市化と陸田発達 376
   4.畑地灌漑事業展開の東西地域性と蔬菜産地形成 383
 
第六節 東関東畑作農村における借地型大規模露地園芸の展開 386
   1.借地型大規模露地園芸の成立史 386
   2.借地型大規模露地園芸の実態と特質 388
     現代下総台地の借地型大規模露地園芸の経営内容と特質 388
     成田市大沼地区農家の経営展開過程の事例研究 392
     現代常陸台地の借地型大規模露地園芸の経営内容と特質 395
 
第七節 借地型大規模露地園芸の比較地域論的考察 400
   1.常総台地の借地型大規模露地園芸の比較分析成果と要因 400
     自然的・歴史的背景に関する検討 400
     商品生産と流通組織の近代化に関する検討 402
     洪積台地の畑地灌漑と近代化過程の深化に関する検討 412
   2.常総台地農村の借地型大規模露地園芸の相違点と農民気質 425
     常総台地における農業的土地利用の特徴的性格 425
     常総台地農村の借地型大規模露地園芸の異質性 426
     常陸台地農村の借地型大規模経営の積極的展開と農民気質 428
 
結語 東関東畑作農村の近代化と後進性の逆転 432
     【常総台地畑作の近代化過程】 432
     【常総台地畑作の特殊性と生産力の逆転現象】 440
     【大規模営農の形成史と洪積台地のポテンシャル】 443
     【東関東畑作農村の今日的課題と非農業資本の農業進出】 448




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