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新基礎法学叢書 15
ハイエクの伝統論の再構成
日本文化のなかでの自由社会の擁護
土井崇弘 著
ハイエクの伝統論の再構成
発 行2019年3月25日
税込定価5,940円(本体5,500円)
判 型A5判上製
ページ数278頁
ISBN978-4-7923-0639-7
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■内容紹介
目  次
はしがき i
序 論 1
1 川島武宜が「日本人の法意識」論で提起した問題意識の根源性
  ──伝統的な法意識と西洋的な法制度とのずれ 2
2 本書の問題設定──日本文化を考慮した自由社会擁護論の探求 4
3 本書の構成 7
検討課題季;ー由社会擁護と伝統重視の両立可能性 7
検討課題協;/邑∀世砲ける普遍的価値と文化的文脈の両立可能性 13
検討課題隈;‘本文化を考慮した自由社会擁護論の探求 15


第吃堯‥租重視の自由社会擁護論
第1章 ハイエクの自由社会擁護論 19
第1節 知識論に基づく設計主義批判と伝統重視 19
1 知識論 19
2 設計主義批判 21
3 伝統重視 21
第2節 「伝統」理解 22
第3節 共同体論 24
1 「共同体」の用語法 24
(1)社会 24
(2)結合体 25
(3)共同体 26
2 「大きな共同体」を軸とする共同体論 28
(1)
「行為ルールとしての伝統」が形成・適用される“場”としての
「大きな共同体」 28
(2)「小さな共同体」の位置づけ 31
第4節 自由社会と伝統の両立可能性 32
第2章 
ハイエクが展開する伝統重視の自由社会擁護論の特徴
──マッキンタイアとの比較検討 36
第1節 
伝統重視の立場に基づく啓蒙主義的合理主義批判
──ハイエクとマッキンタイアの共通点 36
1 ハイエクの設計主義批判 36
2 マッキンタイアの啓蒙主義批判 37
(1)啓蒙主義批判と伝統重視 37
(2)伝統重視の背景 39
第2節 「伝統」理解──ハイエクとマッキンタイアの相違点 40
1 ハイエクの「行為ルールとしての伝統」 41
2 マッキンタイアの「知的探究の伝統」 41
3 ハイエクの「伝統」理解の特徴 43
第3節 共同体論──ハイエクとマッキンタイアの相違点 43
1 「大きな共同体」を軸とするハイエクの共同体論 44
2 「小さな共同体」を重視するマッキンタイアの共同体論 44
(1)準備作業季; 峩δ盟院彌纏 45
(2)準備作業協; 峺い伝統」重視と「共通善」重視の関連 45
(3)
「厚い伝統」が形成・適用される“場”としての「小さな共同体」
48
3 ハイエクの共同体論の特徴 49
(1)共同体の同質性を前提としない共同体論 49
(2)リバタリアンが提示する共同体論との親近性 51
第4節 伝統の発展──ハイエクとマッキンタイアの相違点 55
1 
内在的批判に基づく伝統の発展
──ハイエクの「行為ルールとしての伝統」 57
(1)準備作業──伝統の普及過程 57
(2)伝統の発展 58
(3)補論──ハイエクにおける自生的秩序論と進化論の関係 58
(4)補論を踏まえた小括 67
2 
内在的批判に限定されない伝統の発展
──マッキンタイアの「知的探究の伝統」 67
3 伝統の発展をめぐるハイエクの議論の特徴 74
4 伝統の発展と共同体論との密接な関連 76
第5節 
自由社会と伝統の両立可能性
──ハイエクとマッキンタイアの相違点 77
1 ハイエクの自由社会擁護論 77
2 マッキンタイアのリベラリズム批判 77
3 自由社会と伝統の両立可能性をめぐるハイエクの議論の特徴 79
(1)個人の自由それ自体の価値を高く評価 79
(2)
「行為ルールとしての伝統」を明文化した「法」の下での自由
──法の支配 86
(3)
「行為ルールとしての伝統」による権力制限に基づく自由の保障
──立憲主義 95


第局堯(顕重文脈を考慮した人権論
第1章 文化的文脈を考慮した人権論の二つのアプローチ 115
第1節 普遍的価値重視型アプローチの人権論 115
1 ドネリーの「強い普遍主義」 115
2 ミラーの「人道主義的戦略」 118
第2節 文化的文脈重視型アプローチの人権論 119
1 アッナイムの「構成的アプローチ」 119
2 ベルの「地域知重視の人権論」 122
第2章 
普遍的価値重視型アプローチの人権論における
文化的文脈の考慮 127
第3章 
二つのアプローチの共通点
──
文化内部の多様性と文化の変化 131
第4章 二つのアプローチの相違点──議論の進め方 134
第1節 普遍的価値重視型アプローチの人権論の議論の進め方 135
1 ドネリーの強い普遍主義 135
2 ミラーの人道主義的戦略 136
第2節 
文化的文脈重視型アプローチの人権論の議論の進め方 139
第5章 
文化的文脈重視型アプローチの人権論の基礎理論としてのマッキンタイアの「知的探究の伝統」論 141
第1節 各論者の立場の位置づけ 142
第2節 
文化的文脈重視型アプローチの人権論とマッキンタイアの
「知的探究の伝統」論の比較検討 142
1 文化的伝統の捉え方 142
2 文化的伝統の多様性 144
(1)文化的伝統内部の多様性 144
(2)文化的伝統それ自体の複数性・多様性 144
3 文化的伝統の変化・発展 145


第敬堯‘本文化を考慮した自由社会擁護論
第1章 日本文化の特徴 155
第1節 日本文化の三つの特徴 155
1 構造的特徴としての「中空均衡構造」 156
2 方法的特徴としての「輸入・修正型文化」 162
3 内容的特徴としての「状況重視型の相対的道徳」 163
第2節 日本文化の三つの特徴の相互関係 166
1 「中空均衡構造」と「輸入・修正型文化」の相互関係 166
2 「状況重視型の相対的道徳」と「中空均衡構造」の相互関係 167
3 「状況重視型の相対的道徳」と「輸入・修正型文化」の相互関係 168
第2章 「中空均衡構造」に適合的な理論構造 170
第1節 
中心統合構造を批判するハイエクの「行為ルールとしての伝統」論 170
第2節 
アッナイムの構成的アプローチとマッキンタイアの
伝統間比較論は「中空均衡構造」に適合的か 173
1 
「中心統合構造」に適合的なアッナイムの構成的アプローチと
マッキンタイアの伝統間比較論 173
2 中空均衡構造と中心統合構造の併存 176
第3節 
連続的な変化に着目するオークショットの「行為の伝統」論
178
第3章 「輸入・修正型文化」に適合的な立論方法 180
第1節 
「輸入・修正型文化」に適合的な立論方法としての
「文化的文脈重視型アプローチの人権論」と
マッキンタイアの伝統間比較論 180
第2節 日本文化における価値観の継続性 181
第4章 「状況重視型の相対的道徳」に適合的な理論内容 184
第1節 
単純な解釈
──
「状況重視型の相対的道徳」に適合的な「『小さな共同体』を重視するマッキンタイアの共同体論」 184
第2節 
「輸入・修正型文化」に適合的な立論方法に基づく解釈
──
「状況重視型の相対的道徳」とスミスの道徳理論との
適合可能性 187
1 スミスの道徳理論 190
(1)「同感」論 190
(2)一般的ルールの形成 191
(3)小括 192
2 「状況重視型の相対的道徳」とスミスの道徳理論との適合可能性 192
(1)
新たな解釈は単純な解釈で解決できなかった問題を解決できるか
193
(2)新たな解釈は単純な解釈の抱える問題点の原因を説明できるか 194
(3)
新たな解釈は「状況重視型の相対的道徳」との根本的継続性を
保持できるか 195
3 結論 196
第3節 「輸入・修正型文化」に適合的な立論方法に基づく解釈
──
「状況重視型の相対的道徳」とハイエクの
「行為ルールとしての伝統」論との適合可能性 197
1 抽象的なるものの先行性 199
2 
伝統の普及・明文化過程に焦点を当てた「行為ルールとしての伝統」論
201
3 
「状況重視型の相対的道徳」と伝統の普及・明文化過程に焦点を当てた「行為ルールとしての伝統」論との適合可能性 204
第4節 「行為ルールとしての伝統」論の再構成
──
「状況重視型の相対的道徳」に適合的な
自由社会擁護論を展開するために 205
1 
「行為ルールとしての伝統」と具体的な文化的文脈
──三つのレベルの「行為ルールとしての伝統」 206
2 
「実施のレベルにおける『行為ルールとしての伝統』」間比較の可能性
210
(1)オークショットの「行為の伝統」論 211
(2)ハイエクにおける伝統間比較の可能性と限界 223
(3)
競争相手の伝統を理解した「実施のレベルにおける
『行為ルールとしての伝統』間比較」 226
結 論 228
1 本書の要約 228
問題設定──日本文化を考慮した自由社会擁護論の探求 228
準備作業;;.魯ぅ┘が展開する伝統重視の自由社会擁護論の特徴
228
準備作業※;(顕重文脈を考慮した人権論の立論方法 231
問題設定への回答──日本文化を考慮した自由社会擁護論の提示 232
2 
再構成された「行為ルールとしての伝統」論に基づく自由社会擁護論
の特徴──法をめぐる問題と道徳をめぐる問題とを明確に区別 238
文献一覧 247
人名索引 260
事項索引 262




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