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新版 現代社会と法原理
共生社会の自由、生命、福祉、平等、平和を求めて
河見 誠 著
新版 現代社会と法原理
発 行2019年9月20日
税込定価3,672円(本体3,400円)
判 型A5判上製
ページ数390頁
ISBN978-4-7923-0653-3
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■内容紹介

[目 次]

新版まえがき
旧版まえがき

第1章 自由の尊重―脳死・臓器移植から考える
はじめに―自由と自己決定…1

第1節 臓器移植法と現代日本社会―死に関する自己決定と法…4
一 脳死論議消滅の不思議 (4)
二 なぜ脳死論議が消滅したか (7)
三 自由主義の問題点―法における客観性に基づく公共的議論の必要性 (13)
四 結  び―法の果たす役割の限定性と重要性 (19)

第2節 脳死による臓器移植―身体に関する自己決定と法…21
一 自己決定制約原理と臓器提供意思表示カードの論理 (21)
二 遺体は誰のものか (26)
三 記号としての身体 (30)
四 そもそも身体を自由に処分しうるか (37)
五 結  び―臓器移植における倫理と法 (44)

第3節 改正法から展望する自由のゆくえ…46
一 「公共的議論」なき法改正 (46)
二 改正法の方向性―死期の決定と「法における客観性」 (50)
三 改正法のもたらす矛盾―自由尊重と「自己決定」 (55)
四 結  び―人格を軸に据えることによる自由をめぐる公共的議論の回復へ (59)

第2章 生命の尊重―安楽死から考える
はじめに―「なぜ人を殺してはいけないのか」…77

第1節 人格的苦悩と安楽死―重度の身体障害者ケリー・ナイルズの事例を手掛かりにして…79
一 肉体的苦痛と精神的苦痛 (79)
二 ケリー・ナイルズの場合 (81)
三 苦痛と苦悩と安楽死 (92)
四 結  び―人格からの議論の必要性 (96)

第2節 身体と安楽死―「からだとしての身体」から考える安楽死の条件…99
一 安楽死における身体 (99)
二 「肉体」としての身体と「からだ」としての身体 (103)
三 「肉体」は「からだ」の一部 (107)
四 「からだの取り戻し」―人工物としての身体から自然物としての身体へ (109)
五 法的規制と「からだの倫理」 (113)
六 結  び―「からだとしての身体」と安楽死 (117)

第3章 福祉の実現1―家族からケアの関わりを考える
はじめに―「ケアの関わり」としての福祉…129

第1節 家族と個人と人格―夫婦別氏論議の落とし穴…132
一 「夫婦別氏」をめぐる状況 (132)
二 夫婦別氏論の論拠の整理 (133)
三 夫婦別氏論の問題点1―氏名と個性、人格 (135)
四 夫婦別氏論の問題点2―夫婦別氏と「イエ」意識の結びつき (139)
五 夫婦同氏創氏論の試み (141)
六 人格の多面性―通称の認容 (146)
七 家族の否定と多元主義 (147)
八 結  び―家族の人格的意味を論じる現代的意義 (150)

第2節 家族の人格共同展開モデル―東海大学安楽死事件から考えるケアの関わり…152
一 東海大学安楽死事件の概要 (152)
二 家族関係の問題点 (155)
三 自己満足モデル (158)
四 自己決定中心モデル (161)
五 人格共同展開モデル (164)
六 結  び―患者のための末期医療を支える人格共同展開モデル (168)

第4章 福祉の実現2―ケアの関わりの法、そして存立のケアへ

第1節 ケアの重層構造と法―介護保険とホスピスから考える…183
一 近代的個人と自立支援としてのケア (183)
二 自立支援としてのケアの限界・矛盾―認知症の人の要介護認定 (185)
三 関係形成としてのケアを支える社会と法―自立から「関係」立へ (188)
四 ケアの重層構造―自立支援としてのケア、関係形成としてのケア、共にいるケア (190)
五 結  び―共にいるケアは人間の何を、どのように支援するのか (197)

第2節 自立・自律・存立―人間の尊厳と「共に生きる」ケア…198
一 自立を中核に置く人間観への疑念 (199)
二 自立できない事態にあると見なされる人からの自立要求 (201)
三 自立の多義性―三つのレベル (202)
四 尊厳と「存立」 (205)
五 存立のケアの特徴―「共にいる」ケアとは (208)
六 「共に居続ける」ケアと人間の尊厳 (210)
七 「共に生きる」ケア―支援から「受けとめ」「共に揺れる」関係へ (214)
八 結  び―人格(存立)共同展開におけるケアの関わり (217)

第5章 平等な取り扱い―在日韓国・朝鮮人問題から考える
はじめに―「こころを繋ぐ」人間関係と平等…225

第1節 「同じ」と「違い」―こころを繋ぐ平等とは…227
一 「同じ」はこころを繋ぐか (227)
二 違うから認めることができない? (229)
三 違わないので認めるべき? (235)
四 違うから認めるべき? (239)

第2節 「こころを繋ぐ」平等に向けて―地方参政権を題材にして考える…240
一 三つの姿勢と地方参政権 (240)
二 違う存在だから参政権を認めるべき消極的理由 (242)
三 違う存在だから参政権を認めるべき積極的理由―少数者の視点 (246)
四 「地方」参政権と「国政」参政権―国家の論理を超えた存在の重要性 (248)

第3節 「こころを繋ぐ」平等と「向き合うこと」への自由…250
一 違いに向き合う在日の若者たち (250)
二 違いに向き合う三つの生き方 (254)
三 「向き合うこと」への自由 (258)
四 結  び―「平等な取り扱い」原理の果たすべき役割 (261)

第6章 平和の創出―構造的暴力から考える
はじめに―平和という概念…275

第1節 暴力の不在としての平和―構造的暴力と権原アプローチ…278
一 暴力と平和 (278)
二 構造的暴力 (284)
三 飢饉と権原アプローチ (290)
四 積極的平和のための構造的変革 (295)
五 結  び―実現されるべき積極的平和状態と生存権 (299)

第2節 平和創出の試み―社会変革から人間変革へ…305
一 平和創出としての貧困解消 (305)
二 平和創出の基本姿勢1―国内の観点から:社会変革の二つの方式 (309)
三 平和創出の基本姿勢2―国を越えた観点から:パートナーシップそして人間変革へ (324)
四 結  び―「気づき」から「人間変革」による積極的平和創出へ (335)

あとがき…361

事項索引…(1)






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