
政治学入門 第2版
平石正美・五味太始・古坂正人 編著
定価:3,080円(税込)-
在庫:
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発行:
2025年04月20日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
274 -
ISBN:
978-4-7923-3457-4
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《目 次》
第2版に寄せて ...... i
序文 ...... 1
第1章 政治とは何か ...... 5
1.「政治」とは何か ...... 5
2.「政治」について考える ...... 6
(1)「政治」とルール 6
(2)支配の正当性 8
(3)「本人」と「代理人」で考える政治 9
3.政治と権力 ...... 13
(1)権力とは何か 13
(2)権力のさまざまなあり方 15
(3)権力を握る人と政治体制 17
4.「政治」の歴史 ...... 20
5.政治の学とは何か ...... 23
(1)政治について研究する 23
(2)三つのアプローチ 24
第2章 政治制度 ...... 29
1.「政治制度」論とは何か ...... 29
2.議会制度 ...... 30
(1)議会制度の歴史 30
(2)さまざまな「代表」概念 32
(3)議会の機能と構成 34
(4)日本の議会制度 36
3.執政制度 ...... 37
(1)議院内閣制 38
(2)大統領制 42
(3)半大統領制 44
4.司法制度 ...... 46
(1)アメリカの違憲審査制と司法の政治的機能 46
(2)日本の違憲審査制と政策形成 48
5.日本の政治制度と憲法改正論議 ...... 49
(1)憲法改正とは何か 49
(2)憲法改正に関する政治テーマ 50
第3章 デモクラシー ...... 63
1.二つのデモクラシー? ...... 63
2.古代ギリシアの直接民主主義 ...... 64
(1)アテナイ民主政の特徴 64
(2)民主政への批判 66
3.間接民主主義の形成と展開 ...... 68
(1)代表制とデモクラシー 68
(2)自由民主主義体制の成立 70
4.自由民主主義の「危機」 ...... 74
(1)大衆民主主義の到来 74
(2)同質性への欲求 76
5.現代のデモクラシー論 ...... 79
(1)自由民主主義の「再生」 79
(2)「人民による政治」の活性化 82
6.近代日本のデモクラシー ...... 85
第4章 戦後日本の政治 ...... 93
1.戦後日本政治を見る2つの視点 ...... 93
2.戦後改革の時代 ...... 94
(1)全体像 94
(2)政党政治の動き 95
(3)政治と行政の動き 96
3.高度成長の時代 ...... 97
(1)全体像 97
(2)政党政治の動き 99
(3)政治と行政の動き 100
4.行政改革の時代 ...... 103
(1)全体像 103
(2)政党政治の動き 103
(3)政治と行政の動き 105
5.平成時代の日本政治 ...... 107
(1)全体像 107
(2)政党政治の動き 109
(3)政治と行政の動き 110
6.2つの視点に立ち返って ...... 114
第5章 選挙と地方政治 ...... 119
1.地方政治から見る選挙と政治参加 ...... 119
2.代議制民主主義とは ...... 120
(1)代議制民主主義の意味 120
(2)選挙の定義と意義 120
(3)民主的選挙の条件 121
3.選挙の機能と種類 ...... 121
(1)選挙の機能 121
(2)選挙制度とその特徴 122
4.投票行動と政治参加 ...... 123
(1)投票行動の意味 123
(2)ライカーとオードシュックの「期待効用モデル」 125
(3)ダウンズの政策投票と業績投票 125
(4)選挙制度と民主主義の現実モデル 126
5.民主主義と地方自治 ...... 127
(1)地方自治と民主主義に関する議論 127
(2)地方自治と民主主義の危機 128
6.日本の選挙制度 ...... 131
(1)国政選挙の選挙制度 131
(2)地方選挙の種類 133
7.地方選挙の課題と改革の方向性 ...... 135
(1)議員のなり手不足とその対策 135
(2)地方議会の挑戦 138
8.人口減少時代の地方政治 ...... 140
第6章 政党と利益集団 ...... 145
1.政治過程における政党と利益集団 ...... 145
2.政党の機能および政党政治の見方 ...... 146
(1) 非競合的政党制(競争選挙が許されておらず、政党間の競争がルールとして存在し
ていない政党システム) 149
(2)競合的政党制(選挙のルールが競合的な政党システム) 150
3.利益集団の機能および利益集団理論 ...... 154
4.マクファーランドによる利益集団理論の四段階論 ...... 158
(1)集団理論(Group Theory) 158
(2)多元主義(Pluralism) 159
(3)マルチ・エリート論(Multiple─Elite Theory) 160
(4)ネオ多元主義(Neopluralism) 162
5.政党と利益集団理論の今後の展開 ...... 163
第7章 政策 ...... 167
1.公共政策の定義と構造性 ...... 168
(1)政策の構造性と関連性 168
(2)政策の定義の多様性 170
2.政策科学の展開と理論モデル ...... 171
(1)ラスウェルの政策科学と「inの知識」「ofの知識」 171
(2)サプライ・サイドとデマンド・サイドの政策モデル 174
3.新政策科学と行動経済学の進展 ...... 176
(1)新政策科学の社会的背景 176
(2)行動経済学と経済的合理性の限界 177
(3)行動経済学の特徴 178
(4)行動経済学と政策インストゥルメント論 179
4.行動経済学と行動公共政策の架橋 ...... 182
(1)社会環境の変化と公共政策の環境変容 182
(2)制度慣性と意識のバイアス 183
5.ナッジ理論の政策手法と限界 ...... 184
(1)ナッジ(Nudge)の活用 184
(2)「ナッジ」の基本技法と留意点 185
(3)サンスティーンの政策意識とナッジ理論 187
6.行動公共政策の組織化と政策展開 ...... 188
(1)英米におけるナッジ政策の組織化 188
(2)行動公共政策学の政策実験とBIT 189
7.行動公共政策の展開方向と日本への視座 ...... 190
第8章 国家 ...... 195
1.日本と国家、民族 ...... 195
2.国家とは何か ...... 195
(1)政治学は国家をどのように捉えてきたか 195
(2)国家は人々を幸せにするか 201
3.民族とは何か ...... 202
(1)研究者たちによる民族観 202
(2)国民国家とは何か 208
4.イギリスにおける「国家」と「民族」 ...... 210
5.国家とその精神構造について考える ...... 212
(1)時代に応じて変化する国家の位置づけ 212
(2)日本という「国家」と「国家主義」 212
(3)ハンナ・アーレントを通して考える日独の国家主義 216
6.国家、民族、地域 ...... 217
第9章 国際政治学・国際関係論における理論 ...... 221
1.理論の必要性 ...... 221
2.理論の効用 ...... 225
3.国際情勢分析における競合する三つのパラダイム ...... 229
(1)コンストラクティヴィズムの理論 232
(2)リベラルリズムの理論 234
(3)リアリズムの理論 236
4.リアリズムからみた東アジアの政治情勢 ...... 239
索引 ...... 254