追完請求権論の史的展開
新刊

追完請求権論の史的展開

原田 剛 著
定価:4,950円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2025年10月20日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    200
  • ISBN:
    978-4-7923-2822-1
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《目 次》

はしがき  i

初出一覧  ix

 

第1部 追完請求権論史の一断面

第1章 改正民法における「追完請求権」  3

第1節 本章の課題と構成  3

第2節 改正前史  7

第3節 法制審議会における議論  24

第4節 結びに代えて  31

 

第2章 「修補に代わる損害賠償」(改正前民法第634条第2項)  37

はじめに  37

第1節 課題設定―「修補に代わる損害賠償」論  37

第2節 改正前民法第634条小史  42

第3節 民法改正における議論  67

結びに代えて  71

 

第2部 民法改正までの判例法理

第3章 売買・請負における建物の契約不適合  77

はじめに―最高裁の7判決と民法(債権関係)改正  77

第1節 「建物の瑕疵」概念  80

第2節 損害賠償の範囲―「修補費用」、「建替費用相当額」の賠償  88

第3節 瑕疵ある建物に対する不法行為責任  95

おわりに  99

 

第4章 契約不適合の建築部材の供給と追完費用の償還  101

第1節 序論  101

第2節 東京地裁平成21年12月17日判決  108

第3節 責任連鎖(追完費用償還連鎖)の可能性  127

第4節 結びに代えて  135

第3部 改正民法における追完請求権論

 

第5章 「買主の追完(修補)費用償還」論  141

第1節 はじめに―問題の共通性と独自性  141

第2節 ドイツ民法における議論  148

第3節 日本民法における議論  157

第4節 結びに代えて  166

第6章(終章) 補足を兼ねたあとがき  169

第1節 補足その1―「契約の効果」論  169

第2節 補足その2―追完請求権の限界論  177

 

事項索引  183