持続可能な安全保障論
新刊

持続可能な安全保障論

劉 江永 原著/劉 星・房 迪・陳 哲 訳
定価:7,150円(税込)
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  • 発行:
    2025年12月25日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    304
  • ISBN:
    978-4-7923-3459-8
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《目 次》

 

日本語版の読者へ ⅰ

訳者はしがき ⅶ

 

序章 1

一 世界は安全保障の危機に直面している 1

(一)非伝統的安全保障分野の脅威の多様化と日常化 1

(二)伝統的安全保障問題の拡大化と深刻化 3

二 「国家安全」は中国から生まれた概念 4

三 中国の国家安全と国際安全保障理論と法的認定 7

四 持続可能な安全保障理念と内容 9

第一章 持続可能な安全保障と現時代の特徴 15

一 時代観と国家戦略 15

(一)中国における時代認識 15

(二)今の時代の特徴:二つの社会体制の併存と多様な国家モデルの競争 18

(三)持続可能な安全保障と持続可能な経済発展は21世紀人類の二大課題である 23

二 国家発展モデルの競争と大国の盛衰 28

(一)中国モデルの成功は困難を満ちた道 29

(二)ソ連崩壊の根源は国家モデルの失敗 30

(三)危機脱却のための日本のモデル転換 32

(四)米国金融危機の震源は米国モデルの失敗 33

三 国際情勢の変遷と時代発展の大趨勢 41

第二章 国際枠組みの変化と中国周辺の安全保障 49

一 国際枠組みに関する異なる見解 49

二 国際枠組みへの再認識 52

(一)国際枠組みの性格への判断は、時代背景から離れてはならない 52

(二)国際枠組みによく大きな変化をもたらすのは世界ナンバーツーの交替 54

(三)未来の国際枠組みを変える真の力は、新興国グループの台頭 56

(四)中・米・ロ・日の四大国関係は、平均して十年に一度、枠組み変動が起きる 58

(五)国際戦略枠組みの変化は、通常2年以内に発生した2つの重要な国際事件に関連する 61

(六)国際枠組みにおけるパワーのアンバランスは、戦争リスクをもたらしやすい 62

(七)非伝統的国際枠組みの出現は、今後の国際関係を決定する要素の一つとなる 63

三 国際枠組みと中国周辺の安全保障情勢 65

(一)米国のアジア太平洋回帰は、中国周辺の戦略枠組みに複雑な影響を及ぼしかねない 66

(二)国際枠組みにおける対立は中国の安全保障に重要な影響を及ぼす 69

(三)今後10年間中日の対立は東アジアの大国関係における主要な対立に浮上する可能性がある。 72

(四)21世紀アジア太平洋地域の国際枠組みに及ぼす安倍内閣の影響 75

(五)結論 78

第三章 国際枠組みの変遷と持続可能な安全保障 79

一 国際枠組みの変遷と未来の中米日関係 79

(一)国際枠組みの変遷及び成り行き 79

(二)日本の国家モデルの転換と国際枠組みの転換 85

(三)未来の国際枠組みと中米日関係 89

二 国際枠組みの変遷と戦争・平和との関係 95

(一)多極化する国際システムの激変による戦略的リスク 95

(二)非伝統的国際システムの枠組みで一層複雑化した国際的安全保障情勢 100

第四章 持続可能な安全保障をめぐる理論及び実践 109

一 国際戦略からみる「持続可能な安全保障」 109

(一)戦略全体から見る持続可能な安全保障戦略構想の特徴と価値 110

(二)持続可能な安全保障戦略構想の基本的な内容 113

(三)中国の古典から見る持続可能な安全保障観は現実的理想主義と言える 116

(四)法律に基づく中国の安全保障 122

二 「持続可能な安全保障四原則」のアプローチ 123

(一)「持続可能な安全保障四原則」とは 124

(二)持続可能な安全保障四原則が平和五原則の新たな発展 134

(三)持続可能な安全保障観四原則の理論と実践の普遍性 138

(四)「持続可能な安全保障四原則」を広める重要な意義 144

第五章 日清戦争以来の東アジアの戦略的枠組みの変遷と啓示 ―120年以来の中日関係と未来を兼ねて 149

一 120年の間に二つの甲子が提起した問題 149

二 日清戦争から第二次世界大戦までの東アジアの戦略的枠組みの変遷 152

(一)1894年から1904年までの最初の十年 153

(二)1904年から1914年までの第二の十年 154

(三)1914年から1924年までの第三の十年 155

(四)1924年から1934年までの第四の十年 157

(五)1931年から1941年までの第五の十年 158

(六)1941年から1951年までの第六の十年 159

三 新中国成立以来の東アジア戦略的枠組みの変遷 161

(一)1951年から1961年までの第七の十年 161

(二)1961年から1971年までの第八の十年 162

(三)1971年から1981年までの第九の十年 162

(四)1981年から1991年までの第十の十年 164

(五)1991年から2001年までの第十一の十年 165

(六)2001年から2012年までの第十二の十年 166

(七)2013から2023年までの第十三の十年 167

四 国家の盛衰、国際枠組みと国際潮流の展望 171

五 日清戦争120年間の警告と示唆 176

第六章 北東アジアの持続可能な安全保障を共に構築 181

一 持続可能な安全保障観を基に北東アジアの安全保障協力体制を共に構築 181

二 目下の急務は共に北東アジアの持続可能な安全保障を構築すること 186

(一)なぜ共に北東アジアの持続可能な安全保障を構築することが目下の急務か 187

(二)如何に北東アジアの持続可能な安全を共に模索するのか 189

三 北東アジアの持続可能な安全保障に向けたチャンス、挑戦と対応 191

(一)北東アジアに恵まれるチャンスがまだある 192

(二)北東アジアの持続可能な安全保障は直面する挑戦 194

(三)中日韓の対応に関する基本認識 195

第七章 持続可能な安全保障と東アジアの安全保障協力 199

一 東アジア安全保障共同体の構築に関する戦略構想 199

(一)東アジア安全保障共同体の目標と戦略的意義 200

(二)「持続可能な安全保障」に関する共通理念の樹立 201

(三)東アジア安全保障共同体の基本原則 204

(四)東アジア安全保障共同体の基本的枠組み 206

(五)東アジア安全保障共同体のセキュリティマネジメント措置 208

(六)中国の東アジア安全保障共同体建設への参加について 211

二 東アジア共同体への道:協力と革新 214

(一)「持続可能な発展ができる東アジア経済共同体」と中日韓協力 215

(二)持続可能な安全保障の下の東アジア安全保障共同体 219

三 中日が共に東アジア安全保障共同体の構築に参加 230

(一)中日両国の関係改善と東アジアにおける安全保障協力の強化が必要 230

(二)東アジア安全保障共同体を構築する目的と意義 232

(三)「持続可能な安全保障」に関する共通理念の樹立 233

(四)中日両国が共に「持続可能な安全保障」の道を模索する必要がある 235

(五)「持続可能な安全保障戦略」と東アジアの安全保障協力 237

(六)持続可能な安全保障のための新たな地政学と地経学:「海陸和合論」 240

(七)中日を含む東アジア安全保障共同体の基本的枠組み 248

(八)中日で共に東アジア安全保障共同体を構築する 251

終わりに 253

 

あとがき 255

一 第二位の世界パワーの失敗から得た教訓 255

(一)戦後最初の第二位の世界パワーソ連の平和的な崩壊 255

(二)戦後2番目の第二位の世界パワー日本の平和的な衰退 257

(三)世界情勢における重要な「一極」としての欧州連合(EU)も同様の現象を遭遇 258

(四)世界戦略枠組みは重大な変化を遂げつつある 259

二 現在第二位の世界パワー中国と中米関係 260

(一)将来、中米二極対立の構図が生まれるか 260

(二)中米「二超」競争協力の「二超多元」構造 262

(三)多様性の共存から多元一体の世界へ、人類運命共同体の共同構築 264

三 国際情勢の変化に伴う持続可能な安全保障理念と実践の発展 267

(一)世界経済においては、中国は自由貿易ルールを守り、改革開放政策を堅持する 267

(二)コロナの対応においては、中国は人類運命共同体の理念を実際行動に移す 268

(三)ウクライナ危機に対しては、中国は、共同・総合・協力的・持続可能な安全保障観で対応する 269

四 世界の流れと中日両国今後の戦略的選択 271

(一)世界において対立する二つの多国間主義:平和的多国間主義と暴力的多国間主義 271

(二)中国が中華民族の偉大な復興を実現した後の戦略的選択 274

(三)日本が直面する歴史的な戦略的選択 276

五 持続可能な安全保障の視点からみる釣魚島問題 278