ファミリー・バイオレンスの法規制
行政法と刑事法の交錯とその比較法的考察楊 佳偉 著
定価:5,500円(税込)-
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発行:
2026年03月25日
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判型:
A5判上製 -
ページ数:
192 -
ISBN:
978-4-7923-5467-1
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《目 次》
はしがき i
第1部 ファミリー・バイオレンスと行政法
序章 1
第1節 問題の所在 (1)
1 「ファミリー・バイオレンス」とは (1)
2 ファミリー・バイオレンスの特徴による法規制の困難 (4)
3 ファミリー・バイオレンスに対する法規制 ─行政法と刑事法の混合運用 (8)
第2節 本書の構成 (9)
第1章 日本のファミリー・バイオレンス防止3法 (15)
第1節 日本における配偶者からの暴力に対する法規制 (15)
1 福祉行政による対応 (15)
2 警察官からの援助 (17)
3 保護命令 (19)
4 小括 (24)
第2節 日本における児童虐待に対する規制 (26)
1 児童虐待への通告及び対応措置 (27)
2 虐待を行なった保護者に対する制限と指導 (31)
3 小括 (32)
第3節 日本における高齢者虐待に対する規制 (33)
1 高齢者虐待防止における責務 (34)
2 高齢者虐待の発見及びその対応 (34)
3 小括 (36)
第4節 日本の分散式のファミリー・バイオレンス対応 (37)
第5節 AIの利活用 (38)
第2章 中国における『反家庭暴力法』 (41)
第1節 概説 41
第2節 ファミリー・バイオレンスに対する法対応 42
第3節 人身安全保護命令 45
1 概説 (45)
2 人身安全保護命令の執行機関に関する検討 (46)
第4節 ファミリー・バイオレンスの加害者に対する処罰 (48)
第5節 中国の一括式のファミリー・バイオレンス対応 (49)
小括 (52)
第2部 ファミリー・バイオレンスと刑事法
第1章 ファミリー・バイオレンスと犯罪 (56)
第1節 ファミリー・バイオレンスに対する日本刑法の適用 (56)
1 傷害の罪 (56)
2 遺棄の罪 (59)
第2節 中国の虐待罪 61
1 身分の限定 ─「家庭構成員」 (62)
2 虐待程度の要求 ─「悪質な情状がある」 (63)
3 致死傷の加重結果 (66)
第3節 日本と中国ファミリー・バイオレンスに対する刑法対応の比較 (74)
第2章 ファミリー・バイオレンスと被害者の自殺結果 (76)
第1節 中国の「虐待致自殺」 (78)
1 「牟某某虐待案」からみた「致自殺」の考察 (78)
2 緩和的結果帰属 (80)
3 小括 (82)
第2節 台湾地域の「羞忿自殺」 (83)
1 「羞忿自殺」の立法的背景 (84)
2 「羞忿自殺」と結果的加重犯 (85)
3 「羞忿自殺」における因果関係の再検討 (87)
4 小括 (88)
第3節 日本における自殺関与罪と殺人罪の限界 (89)
1 「致自殺」に関する裁判例 (89)
2 学説の検討 (94)
3 小括 (95)
第4節 ファミリー・バイオレンスと「致自殺」 (96)
第3章 ファミリー・バイオレンスと保護者の不阻止行為 (99)
第1節 問題の所在 100
1 中国におけるファミリー・バイオレンス不阻止事件の裁判例 (100)
2 中国刑法における共同犯罪の関与者 (102)
3 小括 (107)
第2節 日本における不作為犯と共犯の交錯 (108)
1 正犯と共犯 (108)
2 不作為による共犯 (110)
3 日本における不阻止行為に対する評価 (112)
第3節 ファミリー・バイオレンスにおける不阻止行為 (117)
第4章 ファミリー・バイオレンスと法定刑の配慮 (120)
第1節 中国の虐待罪における家庭関係への配慮 (211)
第2節 親族間の法定刑減免 (124)
1 日本の「親族相盗例」 (124)
2 台湾地域の「生母殺嬰罪」 (126)
3 小括 (127)
第3節 尊属重罰規定 128
1 日本における「尊属重罰規定」の削除 (129)
2 台湾地域における「尊属重罰規定」の改正 (136)
3 小括 (137)
第4節 中国虐待罪の刑罰に対する再検討 (138)
第5章 ファミリー・バイオレンスと訴追の意思 (140)
第1節 《親告罪》の虐待罪と自訴 (141)
1 《親告罪》としての虐待罪 (141)
2 《親告罪》の絶対的自訴性 (143)
3 虐待罪と自訴 (145)
4 小括 (151)
第2節 日本における「非親告罪化」の動き (152)
1 性犯罪に関する非親告罪化の動き (153)
2 「家庭内の財産犯罪」と親告罪 (155)
3 小括 (157)
第3節 公の介入をめぐる若干の検討 (158)
1 中国における法の家庭への介入の程度 (158)
2 公と私の矛盾をめぐる検討 (158)
3 小括 (162)
終章 (165)
1 ファミリー・バイオレンスと行政法対応 (165)
2 ファミリー・バイオレンス犯罪に対する刑事法の対応 (167)
3 結語 (171)
付録 1 (173)